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３人でテレビを見ているが、
僕の意識は目の前で映し出されている試合よりも
今年の夏の出来事を思い出していた
〇NoSide
「おはようございます！おばさん、A起きてますか？！」
玄関の扉が勢いよく開けられ、半そで半ズボン姿の飛雄による大声が響き渡る
夏休みに入ったこともあり、思う存分二度寝を満喫しようとしていた最中に嵐やってきた
「あら、飛雄くんいらっしゃい。Aならまだ部屋で寝とるんやないかなぁ？」
「起こしてきます！」
「ふふふ。じゃあお願いしようかしら。ありがとうねぇ。朝ごはんできてるから飛雄くんも一緒に食べましょ」
「はい！」
階段を駆け上がり突き当りにある部屋へ、
ドタドタと足音を立てながらやってきた飛雄はバンッと乱暴に部屋の扉を開けた
『う"る"さ″い″・・・』
飛雄の視線の先には
布団の真ん中で丸まって、二度寝しようとしていたであろうAが眉間に皺を作り睨んでいた
「なんだ、起きてんじゃん。ほら、行くぞ」
『え？なに？・・・は？行く？』
まだ少し寝ぼけて回らない頭を回転させているAだが、
あまりにも唐突な飛雄の発言に理解が追い付いていないようだった
「バレーボールクラブの見学。一与さんが連れてってくれるって」
『え"・・・僕、何も聞いてない・・・寝たい』
「早く起きろ。朝ごはんできてるっておばさん言ってた」
『う″ーん″・・・飛雄一人で行けばいいじゃん』
「嫌だ。いい加減起きろ」
唸りながら縮こまるAの抵抗むなしく、
飛雄は布団をはぎ取り腕を掴んでリビングへとAを引っ張て行く
「『いただきます』」
顔を洗って歯磨きを済まし朝食を取る
とはいっても、飛雄は既に自分の家で朝食を済ませており本日２度目の朝食になるのだが、Aはそんな事は露知らず二人で一緒に朝食を済ませる
バレーができるように準備をし、リュックを背負って外に出る
『そういえば、なんで僕を誘ったの？僕、飛雄みたいに上手いわけでもバレー好きでもないよ？』
当たり前のように差し出された飛雄の手を取りながら疑問をぶつけるAに対し
飛雄は真っ直ぐAの眼を見て答える
「俺、Aとするバレーが好きだ。Aと一緒にバレーしたい。だから誘った」
『・・・そっか。ふふっ。じゃあ、やってみようかな・・・バレー』
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ブタ(プロフ) - 金成さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！イラスト検討してみます！ (4月2日 12時) (
レス) id: 2e5896a6df (このIDを非表示/違反報告)
金成(プロフ) - コメント失礼します。…全然無理にとは言いませんがよければイラスト見せていただけないでしょうか…。ほんと我儘だとは思うんですけど自分も描いてみたく…検討していただけないでしょうか。作品、すごく面白くていつもにこにこで読んでいます。更新頑張ってください。 (4月2日 0時) (レス) id: 84b21786fe (このIDを非表示/違反報告)
ブタ(プロフ) - 空さん» わぁ！！コメントありがとうございます！頑張ります！！ (3月29日 17時) (レス) id: cb9064ad86 (このIDを非表示/違反報告)
空 - とてもいい作品です！更新がんばってください！応援しています！ (3月29日 14時) (レス) @page6 id: 7db07df1a0 (このIDを非表示/違反報告)
ブタ(プロフ) - コメント返し、下手くそですみません(´･ω･`) (3月27日 21時) (レス) id: ab5ddee3e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブタ | 作成日時：2024年3月22日 23時
