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「バレーボール嫌いな奴が、そんな顔して練習なんて見ない」
『・・・僕、そんなにバレーしたいって顔してる？』
「してる！」
ふんッと鼻息を出した翔陽くんは自信満々な態度をとった
僕は今どんな顔をしているんだろう
バレーがしたいってどんな顔なんだろう
『翔陽くんは・・・バレー、好き？』
「好き！！」
『・・・そっか』
こんな風にバレーできたら“もっと“楽しいんだろうな・・・
ん？
“もっと”？
僕はバレーを楽しんでいたのか？
僕はふと頭に浮かんだ言葉に疑問を持った
楽しいバレーってなんだろう？
＿＿＿スパイカーになる事から逃げて、ボールを上げる事しかしないくせに！！＿＿＿
飛雄は天才だから、夢中になると周りが見えなくなってしまうから
技術も意識も、周りを置いて突っ走ってしまうから
僕が側に居ないと、飛雄が独りになってしまうって思ってた
バレーは僕と飛雄を繋ぐもので、それ以上でも以下でもない
でも、楽しんでいた・・・いつから？
＿＿＿A、ナイスレシーブ＿＿＿
『あ・・・』
「？？」
『きっとあの時・・・』
初めてでた試合で
尊敬する先輩から託されて
初めて自分自身の力で役に立てたと思えた
『僕は心の底からバレーを楽しんでいた・・・』
時が経つに連れて忘れてしまっていた
僕にとって最高に高揚した瞬間だったんだ
『あの感覚を忘れたくない・・・』
僕は自分の手のひらを見つめ
そっと手を握りしめる
『翔陽くん、僕、まだバレーやりたいのかも・・・』
バレーしたいなんて思ってもいなかったから
僕は呆けた顔で翔陽くんを見た
「じゃあやろう！苦しくなっても、俺手助けするから！！バレー一緒にやろう！！」
翔陽くんは僕に手を差し伸べ
僕はその手をとった
『うん・・・頑張ってみる。やろうバレーボール・・・』
こうして
もう一度バレーボールができる様になるために
翔陽くんの練習相手になることを決めた
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ブタ(プロフ) - 金成さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！イラスト検討してみます！ (4月2日 12時) (
レス) id: 2e5896a6df (このIDを非表示/違反報告)
金成(プロフ) - コメント失礼します。…全然無理にとは言いませんがよければイラスト見せていただけないでしょうか…。ほんと我儘だとは思うんですけど自分も描いてみたく…検討していただけないでしょうか。作品、すごく面白くていつもにこにこで読んでいます。更新頑張ってください。 (4月2日 0時) (レス) id: 84b21786fe (このIDを非表示/違反報告)
ブタ(プロフ) - 空さん» わぁ！！コメントありがとうございます！頑張ります！！ (3月29日 17時) (レス) id: cb9064ad86 (このIDを非表示/違反報告)
空 - とてもいい作品です！更新がんばってください！応援しています！ (3月29日 14時) (レス) @page6 id: 7db07df1a0 (このIDを非表示/違反報告)
ブタ(プロフ) - コメント返し、下手くそですみません(´･ω･`) (3月27日 21時) (レス) id: ab5ddee3e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブタ | 作成日時：2024年3月22日 23時
