43 ページ45
結局
僕は足の事もあるから見るだけでもと半ば強引に車に乗せられ
現在、母さんが週一で行っているというママさんバレーにやってきた
「あら！桜さん、今日はすごいかっこいい子連れてるのね！！」
「鈴木さん、こんばんわ〜！こん子、私の息子のAです！」
母さんはクラブチームの方に声をかけられ和気藹々としていた
『Aです。よろしくお願いします・・・』
僕の紹介をされたため、一応頭を下げる
今だに、知らない人と話すのは緊張でぎこちなくなってしまう
「親子揃って顔がいいなんで羨ましいわぁ！」
『ど・・・どうも・・・』
鈴木さんと呼ばれる人は、僕の背中をバシバシと叩いてくるので
僕は心を無にしてやり過ごそうと試みた
「そういえば、ショウくんもう来てはる？」
「あぁ！ショウくんなら、体育館でもう練習してるわよ！ほんと、いつも元気だからこっちまで元気になるわよねぇ」
母が話していた男の子と思われる話をしている
ショウくんっていうのか
すごいな、ママさんバレーで練習なんて
僕なら色んな意味でやりたくない
僕は、母さんたちの後ろを着いて行き渋々体育館に入る
大丈夫、ここは北一じゃない
怖がる必要なんてない
だから大丈夫だ
自分に言い聞かせながら体育館を見渡す
そして、そこには一人の男の子が立っていた
小学生にも見えるその男の子の容姿に
僕は見覚えがあった
『マジかよ・・・』
あの大会の初戦で当たった相手
素人チームを一人で引っ張り支えた人望の厚そうなキャプテン
無茶なトスを凄まじい身体能力で打ってみせた才能の塊
飛雄が初めて興味を示した他校の選手
「ああ！！！！お前、王様と同じ学校のやつ！！」
オレンジ色の髪の毛が印象的な
飛雄と同じバレーボールに魅入られた人間が
そこに居た
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
いつも、作品を読んで下さりありがとうございます！
気づいた頃にはお気に入り登録が200人を超えてて目が点になってます。
最近、夢主くん描きたい欲が凄すぎてずっと夢主くんのキャラ絵を描いていました。
皆様にも見てもらいたいななんて思いましたが、作者が急に「夢主くんはこんな感じです」って載せて、皆様のイメージと違って幻滅されたらどうしようとネガティブになったので、イラストは作者のアルバムの中だけに留めようかなと悶々としています。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 213人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ブタ(プロフ) - 金成さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！イラスト検討してみます！ (4月2日 12時) (
レス) id: 2e5896a6df (このIDを非表示/違反報告)
金成(プロフ) - コメント失礼します。…全然無理にとは言いませんがよければイラスト見せていただけないでしょうか…。ほんと我儘だとは思うんですけど自分も描いてみたく…検討していただけないでしょうか。作品、すごく面白くていつもにこにこで読んでいます。更新頑張ってください。 (4月2日 0時) (レス) id: 84b21786fe (このIDを非表示/違反報告)
ブタ(プロフ) - 空さん» わぁ！！コメントありがとうございます！頑張ります！！ (3月29日 17時) (レス) id: cb9064ad86 (このIDを非表示/違反報告)
空 - とてもいい作品です！更新がんばってください！応援しています！ (3月29日 14時) (レス) @page6 id: 7db07df1a0 (このIDを非表示/違反報告)
ブタ(プロフ) - コメント返し、下手くそですみません(´･ω･`) (3月27日 21時) (レス) id: ab5ddee3e3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ブタ | 作成日時：2024年3月22日 23時
