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第１セット 21 ｰ 24
あと１点でセット獲られてしまう
『・・・・はー・・』
まるで足が軋んでいくかのような感覚に陥る
痛い・・・
ぐねった訳じゃないのに足が尋常じゃないくらい痛い
でも、これが最後の大会
交代なんて死んでもゴメンだ
僕ならもっとやれるはずだ
まだ頑張れる
もっとコートで役に立てるはずなんだ
僕は足の痛みに耐えながら構える
自陣のコートを見れば、飛雄のトスにまともに追いつけず
やっとの思いでボールに触れ相手コートに入れる金田一がいた
「ふざけんな！！無茶すぎんだよお前のトス！！打てなきゃ意味無えだろうが！！」
「・・・・ッ！」
飛雄は相手コートのブロックを見て苦虫を噛んだ顔をする
きっと、ブロックを振り切らないと意味がないと思っているのだろう
飛雄はどうしてこうも独りで戦おうとするのだろう
一人じゃないのに
チームなのに
もっと頼ってほしいのに
信じてほしいのに
どうしてこんなに遠く感じるんだろう
「もっと速く動け！！もっと高く跳べ！！俺のトスに合わせろ！！勝ちたいなら！！」
飛雄の言葉にチームが静まり返る
『飛雄・・・勝ちたい気持ちはみんな一緒だ。お前だけじゃない』
「！！」
『バレーボールはチームスポーツだ。お前だけが戦ってる訳じゃない。みんな居るんだ・・・ちゃんと居るんだ！だから！！もっとチームを、僕たちを見てくれよ！！！』
僕は飛雄に思いの丈を叫ぶ
『僕たちは・・・仲間じゃないか・・・・！』
飛雄の鋭い目が僕の目をじっと見つめる
「また説教かよ・・・」
『？！』
「それならお前が打てば良かっただろ！！
『？？・・・僕はリベロだ！！』
「スパイカーになる事から逃げて、ボールを上げる事しかしないくせに！！お前が攻撃について指図すんじゃねえ！！いつまでも兄貴面してくんなよ！！」
僕がリベロになったのは
＿＿＿セッターが活躍するために貢献できるポジションなんて、リベロしかないじゃないですか！＿＿＿
飛雄にボールを繋ぎたかっただけなのに
『＿＿ははは』
飛雄は僕を、ずっとそんな風に思っていたのか
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ブタ(プロフ) - 金成さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！イラスト検討してみます！ (4月2日 12時) (
レス) id: 2e5896a6df (このIDを非表示/違反報告)
金成(プロフ) - コメント失礼します。…全然無理にとは言いませんがよければイラスト見せていただけないでしょうか…。ほんと我儘だとは思うんですけど自分も描いてみたく…検討していただけないでしょうか。作品、すごく面白くていつもにこにこで読んでいます。更新頑張ってください。 (4月2日 0時) (レス) id: 84b21786fe (このIDを非表示/違反報告)
ブタ(プロフ) - 空さん» わぁ！！コメントありがとうございます！頑張ります！！ (3月29日 17時) (レス) id: cb9064ad86 (このIDを非表示/違反報告)
空 - とてもいい作品です！更新がんばってください！応援しています！ (3月29日 14時) (レス) @page6 id: 7db07df1a0 (このIDを非表示/違反報告)
ブタ(プロフ) - コメント返し、下手くそですみません(´･ω･`) (3月27日 21時) (レス) id: ab5ddee3e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブタ | 作成日時：2024年3月22日 23時
