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『そうだね、今の１本はマグレじゃない。僕たちは獲られたんだ』
本気で戦っている相手に対して
弱いからと本気でやらないのは失礼だ
『だからって、負けたわけじゃない。さっ、切り替えて１本切っていこう！』
僕は手をパチンと叩き気持ちの切り替えを促す
「さすが裏主将！」
『だから、それやめてよ！』
僕はローテーション的にベンチへ下り国見と入れ替わる
相手のサーブ
思ったよりも前に入り金田一が拾うが、相手コートへとボールが飛ぶ
「チャンスボールだ！」
「よっしゃ！・・・翔ちゃん頼＿＿＿＿＿＿＿あっ！」
セッターは手を滑らしたのかトスが後ろに流れる
誰もいない
トスミスか！？
でも、
え・・・
なんだ？
何が起きた！？
１番はさっきまで
『・・・すごい』
しかしながら、あの攻撃はほんの僅かのさで白線の外を出てアウトになる
ピピーーーッ！！
セットカウント ２ｰ０
勝者 北川第一中学校
試合に勝ったけど釈然としない
あれは完全にセッターのトスミスだった
それを反対側にいたのに、打ってみせたってのか！？
ずば抜けた反射神経に、それに見合った運動能力
そしてなにより、勝つことへの貪欲さ
飛雄以外にもあんなバレー馬鹿がいるってのかよ！！
「お前は３年間、何やってたんだ！？」
飛雄がネット越しに１番に問いかける
言い方はともかく、僕も飛雄に同感だ
環境が整った場所でちゃんとした指導を受けていれば
身長なんて関係なく輝ける
彼は紛れもない才能の塊だ
「なんだと！！！」
「やめとけって！」
相手のチームが怒るのも無理はない
言い方とタイミングが悪すぎる
『飛雄・・・もうすぐ次のチームが来る。そろそろ行くよ』
「ああ・・・・」
僕たちは相手チームに背を向け会場を後にした
「よし、撤収すんぞ！忘れもんねーな！」
「「おっす！」」
１日目の試合が終わり、僕たちは帰り支度をする
『僕、忘れ物ないか確認してから行くよ』
「ああ、頼んだ。先バス行ってるな」
『うん。分かった』
僕は１年生一人を連れ、会場へ最終確認をする
幸い忘れ物はなかったためバスへと向かう
その道中、飛雄とあの１番が対峙していた
「おれが、一番長くコートに立ってやる！！！」
飛雄への宣戦布告だった
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ブタ(プロフ) - 金成さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！イラスト検討してみます！ (4月2日 12時) (
レス) id: 2e5896a6df (このIDを非表示/違反報告)
金成(プロフ) - コメント失礼します。…全然無理にとは言いませんがよければイラスト見せていただけないでしょうか…。ほんと我儘だとは思うんですけど自分も描いてみたく…検討していただけないでしょうか。作品、すごく面白くていつもにこにこで読んでいます。更新頑張ってください。 (4月2日 0時) (レス) id: 84b21786fe (このIDを非表示/違反報告)
ブタ(プロフ) - 空さん» わぁ！！コメントありがとうございます！頑張ります！！ (3月29日 17時) (レス) id: cb9064ad86 (このIDを非表示/違反報告)
空 - とてもいい作品です！更新がんばってください！応援しています！ (3月29日 14時) (レス) @page6 id: 7db07df1a0 (このIDを非表示/違反報告)
ブタ(プロフ) - コメント返し、下手くそですみません(´･ω･`) (3月27日 21時) (レス) id: ab5ddee3e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブタ | 作成日時：2024年3月22日 23時
