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『・・・飛雄は今日、用事があって先に帰ってしまって』
「ふーん・・・だから、飛雄の代わりに俺のところに来たんだ。ふーーーーん」
胃が痛い！
胃が痛い！！
胃が痛い！！！
まさかここまで、僕のことも邪見にしてるなんて思わなかった！！
中学生になってまで、
恐怖で泣くだなんてみっともないことしたくないのに！！
怖い、泣きそう
涙目になりながらプルプルと震えていると
及川先輩後ろからボールが飛んできて、見事に先輩の後頭部に炸裂した
「痛ァー！！！」
及川先輩は後頭部を抑えながら振り返り、つられて僕もボールが飛んできた方向に目をやった
「お前、何１年生泣かせてんだよ！！仮にも主将だろうがッ！！」
そこに居たのは、及川先輩のお目付け役ともいえる
漢気溢れる岩泉先輩が立っていた
及川先輩が岩泉先輩からボールを投げられる姿は
遠目では何度か見たことあったけど、実際近くで見てみると
痛そうの一言に尽きるくらい、ものすごい音をしていた
どうしよう怖い、ものすごく怖い
及川先輩も岩泉先輩もどっちも怖い
「仮にもじゃなくて、実際主将なんですけど！？」
「後輩イジメて楽しんでるような主将は、うちにはいらん！！」
「言い方酷くない！？」
ギャーギャーと騒ぎ始める及川先輩は
岩泉先輩と話している及川先輩は
人間味のある姿をしていて怖さが半減し内心ほっとする
「桜。及川が悪いな。俺がきつく言っておくから許してやってくれ」
「ちょっと！？何言ってんのさ岩ちゃん！！俺悪いことしてなくない！？」
岩泉先輩が及川先輩の頭を掴むと、頭を下げる
及川先輩は頭を下げまいと抵抗ししている
僕はさっきまでの緊張感が解けたのか
ポロポロ涙が頬を伝った
「おい、どうした！？大丈夫か！？クソ川、お前が泣かせたんだから早く謝れよ！！」
「えぇ、桜ごめんねぇ！？そんなに怖かったの！？」
先ほどまでの冷たい視線とは打って変わって、
オロオロとタオルで顔を拭いてくれる及川先輩
内心が見えない怖い先輩だと思っていたけど、
優しい先輩なんだな
『・・・た゛い゛じょう゛ふ゛て゛す゛。サーブ練習・・・ご一緒してもいいですか？』
鼻水を啜りながら答えると
顔を見合わせた先輩たちはふにゃりと笑った
「しょうがないなぁ」
「無理すんじゃねえぞ？」
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ブタ(プロフ) - 金成さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！イラスト検討してみます！ (4月2日 12時) (
レス) id: 2e5896a6df (このIDを非表示/違反報告)
金成(プロフ) - コメント失礼します。…全然無理にとは言いませんがよければイラスト見せていただけないでしょうか…。ほんと我儘だとは思うんですけど自分も描いてみたく…検討していただけないでしょうか。作品、すごく面白くていつもにこにこで読んでいます。更新頑張ってください。 (4月2日 0時) (レス) id: 84b21786fe (このIDを非表示/違反報告)
ブタ(プロフ) - 空さん» わぁ！！コメントありがとうございます！頑張ります！！ (3月29日 17時) (レス) id: cb9064ad86 (このIDを非表示/違反報告)
空 - とてもいい作品です！更新がんばってください！応援しています！ (3月29日 14時) (レス) @page6 id: 7db07df1a0 (このIDを非表示/違反報告)
ブタ(プロフ) - コメント返し、下手くそですみません(´･ω･`) (3月27日 21時) (レス) id: ab5ddee3e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブタ | 作成日時：2024年3月22日 23時
