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なんともむず痒い部活動見学から数日が経過し、
僕たちは無事、正式にバレー部の仲間入りを果たしていた
現在は１年生で体育館の準備をしている
僕は、国見を通じて金田一とも話すようになり
たまに行動を共にしている
中学ともなれば上下関係が築き上げられている
目を付けられないように気を付けなきゃな
もう既に飛雄と込みで主将から目を付けられているなんて夢にも思わず
他の１年生とネットを張る
ここ数日で明確に分かったことがある
それは、
やはり飛雄は天才なんだということ
今までは、天才とは言っていたものの
身内びいきな色眼鏡で見ていた節もあったため、
中学に上がれば飛雄と似た選手がわんさかいるのだろうと思っていた
だが、実際蓋を開けてみれば
飛雄のセンスは圧倒的に輝いていた
監督たちのこんな話を耳にした
「色んなポジションをやらせるが、ゆくゆくはセッターだな」
それはそうだ
セッターというポジションはコートの中で一番ボールに触るのだから、技術の優れた選手がやるべき場所だ
飛雄も幼い頃からセッターになりたいと話していたし、こうなることは必然だった
僕はというと、
低身長であり、ジャンプしたところで他のみんなよりも打点が低い
したがって
リベロの先輩方とレシーブ強化の練習に励む毎日を送っている
飛雄はセッターになることは決まっているものの
今現在、どのポジションに割り振られてもそつなくこなす
分かってはいたが、何でもできる飛雄に比べ
僕が今できるのはレシーブだけ
嫉妬しないなんて嘘になる
でも、それでいい
僕が繋げるボールが飛雄に繋がって
それがチームの勝利に貢献できるなら
僕は、僕ができる最大限で役に立ちたい
『あの・・・及川先輩。今日も残ってサーブ練されますよね？えっと・・・よろしければ、レシーブ受けてもいいですか？』
部活が終わり、大半の部員たちが帰っていく中
僕は及川先輩に話しかける
「・・・なんで俺に頼むのさ。いつも引っ付いてる飛雄とやればいいんじゃない？」
『う゛っ・・・』
なんとなく気づいていたが
及川先輩は飛雄に対して、憎悪にも近い負の感情を抱いているようだった
今まで飛雄を嫌っている素振りを見せる人は何人もいた
でも、その人たちとは明らかに違う何かを及川先輩は思っている
しかし、その憎悪が僕にまで飛び火しているとは予想外だった
まだまだ及川先輩が怖い僕にとって
心臓が止まるような 返答だった
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ブタ(プロフ) - 金成さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！イラスト検討してみます！ (4月2日 12時) (
レス) id: 2e5896a6df (このIDを非表示/違反報告)
金成(プロフ) - コメント失礼します。…全然無理にとは言いませんがよければイラスト見せていただけないでしょうか…。ほんと我儘だとは思うんですけど自分も描いてみたく…検討していただけないでしょうか。作品、すごく面白くていつもにこにこで読んでいます。更新頑張ってください。 (4月2日 0時) (レス) id: 84b21786fe (このIDを非表示/違反報告)
ブタ(プロフ) - 空さん» わぁ！！コメントありがとうございます！頑張ります！！ (3月29日 17時) (レス) id: cb9064ad86 (このIDを非表示/違反報告)
空 - とてもいい作品です！更新がんばってください！応援しています！ (3月29日 14時) (レス) @page6 id: 7db07df1a0 (このIDを非表示/違反報告)
ブタ(プロフ) - コメント返し、下手くそですみません(´･ω･`) (3月27日 21時) (レス) id: ab5ddee3e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブタ | 作成日時：2024年3月22日 23時
