12 ページ14
「秋山小出身、影山飛雄です！バレーは小２からです。宜しくお願いします」
今、僕たちは一人ひとり自己紹介をしている
体験入部に手を挙げた生徒たちは、ぼほバレー部に入部予定だったらしく
どうせならとのことだった
『・・・同じく、桜・・・Aです。宜しくお願いします』
自己紹介は何回やっても慣れない
むしろ、初授業のたびに自己紹介をしていたから嫌いだしやりたくない
「・・・小出身、国見英です。宜しくお願いします」
「同じく！金田一勇太郎です。宜しくお願いします！」
あ、国見だ
同じくってことは、あの人が国見の言っていた幼馴染かな？
聞いてた通りでっかいな
身長170�僂論簑伉兇┐討�
180�僂呂△蠅修Δ世�
羨ましい限りだ
「よーし、自己紹介終わったな！じゃあ、対人パスやるから２人組作ってー！」
顧問の先生の声に
１年生はペアを作り始める
国見は金田一と名乗っていた生徒と組んでいた
「A。やるぞ」
『うん、分かった。じゃあ僕、ボールとってくるね』
「おう、ここで待ってる」
僕は先輩方に頭を下げながら
いそいそとボールを手に取り影山の元に戻る
部活がなかったとしても、僕と飛雄はほぼ毎日
家に帰ってから二人で練習をしていたから
場所が変わっただけで、いつもと何ら変わりないボールのやり取りをする
『嬉しそうだね。飛雄』
「まぁな、今日から本格的に部活が始まるんだ。嬉しいに決まってんだろ」
『正確には、部活動見学が終わった後だから明後日からだけどね』
「・・・お前は、いちいち細かい」
『飛雄はバレー以外大雑把すぎるんじゃないかな？まぁ、飛雄のバレーは一級品だからプラマイゼロだね』
「あ゛ぁ？・・・いっきゅーさん？」
『一級品だよ。飛雄が頓智をきかせるなんて想像できないよ』
「？？」
初めて組む人だったらレシーブが乱れてしまうだろうが、
相手はずっとパス練をしてきた飛雄だ
大きく乱れるなんてことはなく、お互い一定の場所を動かずパスしていく
呼吸が乱れず楽しく雑談をできるほどに
そんな僕たちの姿をジッと見つめる人がいた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 213人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ブタ(プロフ) - 金成さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！イラスト検討してみます！ (4月2日 12時) (
レス) id: 2e5896a6df (このIDを非表示/違反報告)
金成(プロフ) - コメント失礼します。…全然無理にとは言いませんがよければイラスト見せていただけないでしょうか…。ほんと我儘だとは思うんですけど自分も描いてみたく…検討していただけないでしょうか。作品、すごく面白くていつもにこにこで読んでいます。更新頑張ってください。 (4月2日 0時) (レス) id: 84b21786fe (このIDを非表示/違反報告)
ブタ(プロフ) - 空さん» わぁ！！コメントありがとうございます！頑張ります！！ (3月29日 17時) (レス) id: cb9064ad86 (このIDを非表示/違反報告)
空 - とてもいい作品です！更新がんばってください！応援しています！ (3月29日 14時) (レス) @page6 id: 7db07df1a0 (このIDを非表示/違反報告)
ブタ(プロフ) - コメント返し、下手くそですみません(´･ω･`) (3月27日 21時) (レス) id: ab5ddee3e3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ブタ | 作成日時：2024年3月22日 23時
