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僕の発言に驚いているのか
国見は目をパチクリさせている
「えっ、なんで料理部？・・・ジャンル全然違くない？運動部ですらない」
意味がわからないと言いたげに眉を顰めている
『僕の母さんが趣味で喫茶店やっててさ、たまに手伝いとかしてたらお菓子作りが趣味になっちゃったんだよね』
無心になりたい時とかに
ひたすらお菓子を作ったりするんだよね
ヤケクソで作った大量のお菓子を、落ち着いてからのんびり食べるのが僕の精神安定の一連の流れだったりする
とは言っても
男が菓子作りなんてちょっと変かなと恥ずかしくなり、僕は頬を掻きながら苦笑いを浮かべる
「すごっ。お菓子作れんの？今度何か作ってきてよ」
落ち着いた声色とは反対に、国見の目はキラキラと期待の眼差しを向けてきた
その様子に、僕はほっとして答えた
『お菓子の持ち込みは校則違反だよ。・・・土曜日の部活練の時でよければ作って持ってくる』
食べたいお菓子のリクエストを聞きながら、
僕はまた日程表に目を向ける
いい友達が出来たもんだと心の中でくすりと笑った
結局のところ
バレー部に入るなら、礼儀として部活見学に行き挨拶するのが筋だと結論に至り、料理部の見学は諦め、バレー部の見学に行くとにした
どのみち飛雄が黙ってない
僕が料理部の見学に行くと分かれば、腕を掴んで無理にでもバレー部見学に連れて行かれただろう
悩んだところで結果は変わらない
僕と国見は、それぞれの幼馴染と部活見学に向かうことして話を終えた
聞いた話では国見の幼馴染は国見よりも更に背が高いらしい
平均身長よりも低い僕からすると、それはもう巨人なのではないか若干ビビる
だが、国見の話によるとその幼馴染は気さくで仲間思いのいい人らしいので会うのが少し楽しみだ
舐め切ってしまったキャラメルの余韻を楽しみながら
僕は次の授業の教科書とノートを机に広げる
中学とは違い
小学校では算数と呼んでいたから、初めの頃は数学という単語にちょっと大人な気分を感じていた
今では慣れてしまったけど、父の担当科目でもあるため僕にとって数学は得意科目であり、父の仕事が垣間見える特別な教科だ
やっぱり北川第一にして良かった
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
「A、父さんの居る学校。受験してみるか？」
『んー、いいや。僕、北川第一にする。父さんと学校で鉢合わせるの恥ずかしいし。』
『なにより、飛雄と一緒の中学校に行きたいからさ』
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ブタ(プロフ) - 金成さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！イラスト検討してみます！ (4月2日 12時) (
レス) id: 2e5896a6df (このIDを非表示/違反報告)
金成(プロフ) - コメント失礼します。…全然無理にとは言いませんがよければイラスト見せていただけないでしょうか…。ほんと我儘だとは思うんですけど自分も描いてみたく…検討していただけないでしょうか。作品、すごく面白くていつもにこにこで読んでいます。更新頑張ってください。 (4月2日 0時) (レス) id: 84b21786fe (このIDを非表示/違反報告)
ブタ(プロフ) - 空さん» わぁ！！コメントありがとうございます！頑張ります！！ (3月29日 17時) (レス) id: cb9064ad86 (このIDを非表示/違反報告)
空 - とてもいい作品です！更新がんばってください！応援しています！ (3月29日 14時) (レス) @page6 id: 7db07df1a0 (このIDを非表示/違反報告)
ブタ(プロフ) - コメント返し、下手くそですみません(´･ω･`) (3月27日 21時) (レス) id: ab5ddee3e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブタ | 作成日時：2024年3月22日 23時
