ただ、苦しいだけなら。

不思議 ページ18

「不思議の力はね、人や天界の力を越えることだよ。」

「えっと、どういうことですか？」

「不思議の力の発動条件から説明するね。」

「はい。」

「不思議の力の発動条件は、主の願いだよ。」

「主が強く願えば、不思議は主の願う通りになる。」

「主、とはなんですか？」

「主はまだ誰とは言えないけど、生まれつき決まってた人と不思議の初恋の人の二人だよ。」

「そうなんですね。不思議さんの力の発動条件は分かったんですけど、具体的に何ができるんですか？」

「具体的にはね！さっき言った通り！天界の力を持つ人を越える力が手に入るの！」

「まぁ、主の願いが叶った瞬間なくなっちゃうけど。あ！あと！主を守る時も発動するの！」

「そうなんですね。教えて頂ありがとうございます。」

「って！支度しなきゃ！」

「何するんですか？」

「じー」

秘密さんが私を上から下まで眺める

「もとが綺麗だしいっか！」

「？」

「ﾆｺｯさ、着替えましょう！」

秘密さんは満面の笑みで笑った。

神→←秘密

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す