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不思議な町 ページ15
「んん。」
目が覚める。
「っ!!」
「綺麗でしょ?ここは僕の住む世界、ここはその一部の町だよ。」
「つまり、ここは私達の住む世界じゃない?」
「流石はヒメ!理解が早くて助かるね。」
「・・・ヒメ?」
「そう!君は僕たちの姫。本当はあんな世界にいるべきじゃない。」
「じゃあ、なんであの世界に・・・?」
「それは後で説明するよ。」
「・・・玲は?」
「あぁ、彼はこの世界を満喫中だよ。」
「え?」
「君より先に目が覚めてね。説明したら急に走り出したんだよ。」
「そうなんですね・・・。」
「さてとっ!そろそろあの方の所へ行こうか。A。」
「は、はいっ!」
不思議が私に手を差し出す。
ー私はその手に自分の手を重ねた。
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作者名:透明な夜空 | 作成日時:2022年11月30日 22時