隙を見せたら食べるよ？【五条悟】

食われる28 ページ36

『硝子〜いる？』



硝「いるよ｡任務お疲れ」



任務を終えて高専に戻ると必ず怪我などの確認をされる
とくに私は念入りに見られる
まぁ自分が悪いんだけど｡昔から怪我を隠す癖があってそれで一度倒れた｡その時に硝子が任務後は必ず見せに来ることって決まりにしたんだよね




『お願いします』



硝「了解｡…………背中ヤバくない？」



『背中？……あ！？こ､これはその………////』



忘れてた………背中には悟の噛み痕とキスマークが大量にあるんだった



硝「あいつ独占欲の塊？それとも特殊な性癖なの？引くわ……」



『あんまり見ないで………』



硝「まぁ仲悪いよりは良いけどさ………体も大丈夫そうだな」



別につけるなとは言わないけど､せめて見えない場所にしてもらおう



『いつもありがとう硝子』



硝「いいよ｡本当は自分から怪我したって来てくれれば良いんだけどね？あんた隠して放置するから」



『うっ……ごめんなさい』



こればかりは反論できないなぁ
硝子の言ってることは正しいもんね



硝「そう言えば来週京都から新米教師が来るらしいよ」



『新米の？何で？』



硝「勉強らしいよ｡真面目だよね〜誰かさんにも見習って欲しい」



誰かさんって悟だよね……
たしかに教師っぽくない時もあるけど
にしても京都からわざわざ勉強か



悟「誰かさんって僕のこと？」



『ひっ！？』



硝「はぁ〜何か来たし」



ビックリした………
悟は突然現れるの好きだね｡でも心臓に悪いから止めてほしいな



悟「んで？何の話してたの？」



硝「来週京都から来る新米教師のことだよ」



悟「あぁ〜そんな話あったね〜どうでも良いけど」



皆知ってるの？えっ知らないの私だけ？
何で？新手の苛めですか？



『何で私だけ知らないの……苛め？』



悟「Aを苛める奴は僕がころ………制裁を下すから苛めは無いと思うよ？」



硝「………この話の時Aは任務だったから聞いてなくて当然だよ」



あぁ〜なるほどね納得
苛めだったら私今ごろ高専職員辞める手続きしてたよ
あと悟が物騒な事言いかけてたし



硝「話は変わるが､五条お前なAの背中に痕つけすぎだ」



悟「硝子に関係無いだろ！それになAが可愛すぎて我慢できないんだよ！！」



『大声で言うのやめて……////』




こんな不毛な言い合いを二人の間に挟まれて聞くはめになった
何で逃げないのかって？



悟にホールドされてるからです………

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