宮侑が真面目に恋をする話。

6.【検索】 ページ7

「…ほんっっま気持ち悪いで今日」


「…え？なんて？」


「きもい言うたんや。飯食えや、箸止まってんねん。俺が食うで。」








飯に対して死ぬほど食い気味なのほんま…。親の顔が見て見たいわ。







「あー、でも今日はエビフライあげるわ。」






謎に食欲が無いんや。無いからってサムにあげるのも釈然とせぇへんけど。しょうがない。








「はぁあ！？！？！？きっっっも！！！！！そんなエビフライ受け取れるか！！！！！！！違う方のエビフライ取るわ！！！」





分かりやすく鳥肌を立て俺が差し出そうとしたエビフライとは反対側のエビフライを口に入れる。


今日死ぬほど口悪いなこいつ。
素直に受け取れや。あ、素直に俺が持ち悪いんね。








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片思い どうする 一目惚れ 検索。




さり気なくご飯に誘ってみるとか、目を見て話すとか、合う話題を探す……。



俺、美澄のことなんも知らんな…。いや当たり前やけどな？自己紹介の時寝んかったらよかったあああ、なんで寝とったんやあん時の俺！！ポンコツかボゲ！！





「…A…。」




顔にカッと熱が集まる。何名前とか呼んでんねん自分！！！！！らしくないわー！！！あー！！！！


とか思ってクッションを投げた。



「へぶっっっ」


「あ、」




サムが部屋に入って来ていたらしく、投げたクッションは顔面にストライクショットした。


やっべ。キレる、めんどくせ。








「ツム、お前、どうしたんや、」



この世の終わりを知った占い師のような顔をしていた。え、てかキレへんの？？丸なったん？？？いやお前に心配されても、






「…きっっっも！！！！！」




まじ気持ち悪いな。俺もお前も。

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