宮侑が真面目に恋をする話。

22.【戦】 ページ23

5時間目

とまぁこんな感じで料理も違った。

いつもの元カノらやったら
「休日はネイルサロンとエステ」
「アウトレットに行ってるの！」
「てか侑、ホテル行こ？既成事実作りたいんやけど」

っていう奴らが多かった。
ロクにまともな趣味がわからん…。


多分歴史とかも興味ないんやろうな。


っとか思ってたんやけども違うかったらしい。呪文のような時代が終わると戦国時代に入る。その途端分かりやすくAちゃんははね起きた。


レキジョってやつなんやね！？！？！


じゃあ俺もちゃんと授業受けよ！終わったら一緒に語りたいし。









「Aちゃんってあれか、レキジョか。」

『ちょっとだけ趣味に関係してんねん。戦が。』

「…戦場に赴くのが趣味ですか？？？」


『8割当たり。』




なんやと。射的の腕磨いとこ。

夏祭り一緒に行きたいよなぁ。









6時間目


コンピューターの授業。1番後ろの席の俺はディスプレイに隠れて居眠りをしようとしとった。


やけど、視界に一瞬映ったんや。

((えぇ！！タイピング早っっ))


この授業はタイピングを磨く授業である。ワープロ検定を取るらしい。


寿司打というゲームを使う。寿司打ってなんぞ？って人のためにめっちゃ簡単に説明すると

出てくる単語を時間以内にタイピングしていくゲーム。一つの文章がひと皿分。皿が多いほど凄い。


以上。これだけ。やけどむずい。


いや待って何皿食べるん？？魚やからか！？寿司やからそんな熱中するんやな！？









ここで1つの考えが浮かぶ。


戦とパソコンって





ゲームじゃね…？？





ピピーッというゲーム終了の音と同時に一日を終えるチャイムが鳴り響いた。

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