二次元しか愛せない系少女、会議 ページ31
またまた引き続き敦side
僕がそう答えると、数秒程無言になった後、太宰さんはこう告げた。
『その男性を担いで探偵社へ戻ってきてくれ。
与謝野先生に看てもらおう。
…それと一応、その黄色い花には触らないようにね』
罠かもしれないから、と後から付け足すように静かに告げた。
僕は唯、「…はい」と返事して赤い花に触れないように、部屋から出た。
その後、入口を見張っていた谷崎さんと合流し、国木田さんが運転してもらった車に乗って、探偵社へと帰った。
*・・*・・*
「_さて、会議を始めるぞ」
国木田さんのその一声で、個性豊かな社員達が一斉に静かになる。
「まず…谷崎、今回の件についての報告を」
「はい」
国木田さんに呼ばれた谷崎さんが、会議室にあるホワイトボードの前に出る。
「被害者が監'_禁されていた、○○第二貨物倉庫を拠点としている組織についてですが…
敦くんが攻撃された時以外では、全く姿を現す事は無かったです。
僕は入口の見張りをしていたのですが…全く人の気配はありませんでした」
僕と谷崎さんの証言をまとめた資料を捲り乍そう云う。
すると、与謝野さんが
「被害者に打たれていた薬は唯の睡眠薬みたいだよ」
と、ペラペラと資料を読み乍云った。
「何時頃に被害者は起きますかね?」
国木田が問う。
「そろそろじゃないのかい?」
与謝野さんは直ぐに答える。
そこで太宰さんが
「そう云えば敦くん、隠し部屋に入った時に『黄色い花がある』、と云っていたけど
何の種類の花がわかるかい?」
と僕に突然振ってきた。
そうは云われても、僕は花なんてチューリップとか菜の花程度のよく見かける花しか分からない。
「えぇ…何の種類と云われても…」
「特徴でいいから教えてくれないかい?」
周りの視線が僕に集まる。
太宰さんも真剣なようだ。
「…造花ではありませんでした。香りもしましたし、花瓶に水も入っていました。
あとは…黄色で…何処かで色違いを見たことのある花でした」
「んん、頼りないねぇ…」
「すみません…」
その話を聞いていた国木田さんが、太宰さんにおい、と話しかける。
「何故花にこだわるのだ?
唯、花が飾られていただけだろう?」
ーーー
文字数ェ…('ω')←これ好き
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本作品の夢主ちゃんが!あざみの歌様の初ゲストとして登場いたしました!!!( ゚∀゚)o彡
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↑文スト夢主集まれえええええ!!!「再び」
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氷華(プロフ) - 自分のペースでゆっくり書いて欲しいです(*´ー`*)これからも応援してます!! (2019年2月25日 22時) (レス) id: ed00fd4798 (このIDを非表示/違反報告)
チョコレヰト - とても面白いので、ふっとネタが降りて来た時にでも書いてくれれば嬉しいです!別に、文がおかしくても構いません!間違えたら直せばいいんです!検討お願いします! (2019年2月17日 19時) (レス) id: 9bf0bfde55 (このIDを非表示/違反報告)
雨咲 水葉(プロフ) - 自分のペースでのんびりと書いてもらえればうれしいです。この作品の中好きだったので(半分ないよう覚えてないや。汗)とにかくこの作品、途中半端で終わらさずゆっくりでいいのでつづきお願いしますm(_ _)m (2019年2月11日 20時) (レス) id: c9fa56c96c (このIDを非表示/違反報告)
怜奈(プロフ) - 続きをオオオオオオオオーーーーーーー(///ω///)♪ (2018年5月6日 21時) (レス) id: 14ed024632 (このIDを非表示/違反報告)
雨傘響音(プロフ) - あれ…中也さん、夢主誘った本来の目的は…?(;´・ω・) (2018年4月7日 14時) (レス) id: f78f4d1bf8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:お布団@自宅警備隊No.7 | 作成日時:2017年6月19日 19時