二次元しか愛せない系少女、メモ用紙 ページ23
太宰side
依頼の件は無事に済んだ事に取り敢えずは安心できた。
内心ほっとし乍、『完全自"殺本』を国木田君に愚痴愚痴云われ乍も読んでいると
_机の陰で何やらヒソヒソと話している二人を見つけた。
(コレは…面白そうだね)
そう思い、二人に気づかれないように近づいて
話の内容を耳を澄ませて聞く。
…へェ…成程。
二人の話している内容を聞く限り
大体の話の内容は把握出来た。
二人がどうしようかと案を出し
その案を紙に書き出したので『美女と心中』と『太宰さんに聞く』を付け加えておく。
いやぁ、我乍ら名案だよ!←
で、見直しの段階で敦くんが『美女と心中』が混ざっている事に気付く。
私の存在にようやく気づいた様子。
そしてギクシャクし乍後ろを向く二人に私は
「やァ、何をしているのだい?」
円満の笑みで云った。
勿論、何をしているのかはもう分かってはいるが。
「だ、太宰さん…」
「あ、アハハハ…」
((やばいこの人にバレた))
二人の内心が良く見える。
だって、顔に思いっ切り書いてあるもの。
うふふふふ…どうしてやろうか…と
悪知恵を働かせる。
其処へ最悪のタイミングで国木田君がやって来る。
「おい、貴様等。何をしている」
ギクッ、と二人の肩が跳ねる。
「あ、国木田サン…」
「…アハハハ…」
「どうしたんだい?国木田君?」
二人は誰が見ても分かる様な引きつった笑顔で
私は何時も通りの笑顔で国木田君を見る。
すると国木田君は谷崎君の持っているメモ用紙に目を落とした。
「?何だこれは」
谷崎くんがあっ!?、と云うのも構わずに
メモ用紙を取る。
「『話を逸らす』『太宰さんに聞く』『素直に告白する』…?
おい敦、谷崎、太宰。これは一体なんだ」
うっ…と敦くんの唸る声が聞こえる。
さて、此処からが面白そうだねェ…
✲・・✲・・✲
結局二人は正直に告白し
私は関係無いのに何故か私まで怒られた。
流石に三時間正座からの探偵社員の皆の前で
怒られるのは辛いと思う。
…まぁ私はそうでも無いが()
お説教も終わり、現在時刻は六時。もう業務時間を過ぎている。
二人はかなり落ち込んでいる様だ。
聞く話によると連絡先も貰えなかったらしい。
「…『依頼者』さん、ねェ…」
私は、手元の一枚の写真を見乍
誰にも聞こえないような声でそう呟いた。
ーーーー
作者の酷い言い間違えコーナー!
いぇーい(どうでも良い
トゥックルトゥック(タイの乗り物のトゥクトゥクの事←)
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氷華(プロフ) - 自分のペースでゆっくり書いて欲しいです(*´ー`*)これからも応援してます!! (2019年2月25日 22時) (レス) id: ed00fd4798 (このIDを非表示/違反報告)
チョコレヰト - とても面白いので、ふっとネタが降りて来た時にでも書いてくれれば嬉しいです!別に、文がおかしくても構いません!間違えたら直せばいいんです!検討お願いします! (2019年2月17日 19時) (レス) id: 9bf0bfde55 (このIDを非表示/違反報告)
雨咲 水葉(プロフ) - 自分のペースでのんびりと書いてもらえればうれしいです。この作品の中好きだったので(半分ないよう覚えてないや。汗)とにかくこの作品、途中半端で終わらさずゆっくりでいいのでつづきお願いしますm(_ _)m (2019年2月11日 20時) (レス) id: c9fa56c96c (このIDを非表示/違反報告)
怜奈(プロフ) - 続きをオオオオオオオオーーーーーーー(///ω///)♪ (2018年5月6日 21時) (レス) id: 14ed024632 (このIDを非表示/違反報告)
雨傘響音(プロフ) - あれ…中也さん、夢主誘った本来の目的は…?(;´・ω・) (2018年4月7日 14時) (レス) id: f78f4d1bf8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:お布団@自宅警備隊No.7 | 作成日時:2017年6月19日 19時