[ぷよぷよ]夢と狂気の魔導師 (ページ20)

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第二十話　庇いページ20

「………………ト」

一瞬だが、サタンの口が動いていたのを見たと同時に、アルル達が謎の光に包まれる。

「＿＿＿！？サタ…！」

突然のテレポートに驚いたアルルは、手を伸ばすが、間に合わずに消える。
個人的な推測だが、サタンはアルル達を逃がしたと思う。サタンなら、敵の強さを誰よりもわかっており、戦わすべきか、逃がすべきかを瞬時に判断できるからだと思うから。

「聞きたいんだけどさ、なんであいつらを逃がしたの？」

「………」

無視か、まぁいいや。

「…まぁ話している暇ないもんね。こんな状況だしさ……いくよ！」

キルルは触手がすぐに切れるように、のこぎりや包丁、ナイフ、小刀、鉈など出し、背中の赤い糸に持たせると、触手を斬って本体を狙いやすいようにするが、触手があまりにも柔らかいせいか、上手く切れずに、弾力によって弾かれてしまう。サタンも手刀や魔法で触手を斬ろうとするが、魔法に耐性があるのか、魔法を避けるというか吸収しているみたいに触手はサタンの魔法を飲み込む。
おまけに触手の打撃が強すぎる。かなり固いはずの石レンガも、すぐに壊せるくらいに危険だった。
キルルは触手の打撃に用心し過ぎたのか、触手の粘液に足を突っ込む。

「＿＿っ！」

汚いと思いながらも足を動かそうとするが、粘液に粘着能力があるのか、足が接着剤と共にくっついたように動かなくなっていた。刃物で足の粘着部分を斬ろうとするが、刃物も足みたいに粘液にくっついて離れなくなってしまった。

「しまっ…！」

声に触手が気づいたのか、触手がキルルの目の前に行く。思わず目を瞑ったときに。

ドン！！

誰かに押され、私はなんとか粘液から足が離れた…
なんと私を押したのは、

サタンだった。

・

おまけ
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作「次回触手プレイきま～す。」

「きゃ～！逃げて～！きゃ～きゃ～！」

「あんた…思春期なの？」

「ちょっと待ってアミティ！小説的にアレ方面の奴じゃないから！別にサタンさんが■■■なことされたり●●されて▲に入れられて★★しちゃったりする系じゃないから！！」

「お姉ちゃんドサクサに紛れて何言ってんの！？」

「…大丈夫かな…」
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