【銀魂】あまのじゃく隊長【沖田総悟】

＃78　鬼畜副長 ページ28

「････」


「で、どーなんだ」



なんかいつの間にか変な流れになって････



「総悟のこと好きなのか」



そんな話になった




　




「え、ちょ、え
　いや、土方さん頭打ったんですか」


「打ってねーよ！ただ聞いてるだけだ」




聞いてるだけじゃないよバカ副長！！






「て、ていうかなんなんですかいきなり！」



「特に理由はねーよ
　いいから言え、好きか嫌いか」



「そ･･･んなの決まってるじゃないですか！
　き――･･･」






思わず言葉がつっかえる


そんな自分が、ものすごく恥ずかしく思えた









「お前ら仲いいもんなー
　総悟が風邪引いた時も、お前が看病したんだってなァ」


「あ、あれはくじで外れたから仕方なく････」





「よく喧嘩するけど、喧嘩するほど仲が良いとも言うしなァ」


「別に･･･仲良くなんか･･･」





「団子も一緒に食いに行くらしいし」


「そ･･んなにいってない」





「お前が攘夷志士に捕まった時
　電話かけたのは総悟だったし」


「い、一番目に出てきたから････」









泣きたい



誰か助けて



この鬼畜副長から私を救い出して









「好きか」


「うっさいです!!!」






･･･認めざるを得ない





こんな指摘のされ方ないよ･･･







「･･･お前がまだ素直な方でよかったよ」


「･･･わ、私は良い子なんで」






顔を逸らしながら、小さく呟いた




土方さんは薄く笑うと、私の頭を撫でた



「あぁ、そうだな」








去り際に一言呟いて、部屋を出て行く背中




･･･お父さんを思わせた









･･･ていうか、山崎がお母さんで

土方さんがお父さんて･･･




「変なの」



自分で勝手に想像しておきながらも、思わず笑ってしまった



　









　




　









＿＿＿＿『頑張れよ』

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