限界ヲタクが転生しました。【4】 (ページ23)

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173. Part ４ページ23

セオリは未だに私の事が好きらしい。あんなにイケメンでモテてるのに何で私なんか…

『もっと他に可愛い子いっぱいいるでしょ、笑』

サムは私が持っていた手紙に噛み付いた。まだお腹空いてるのかな？サムの歯はまだ小さいので毒もあまり強くない。噛み付く力もないから体が少し痺れる程度だ。

『こら、噛み付かないの』

私は部屋に戻りセオリへのお返しの手紙を書くことにした。かといって、彼に何を手紙で伝えようか迷うな、告白されてもごめんしか言えないよ、

セオリ・ライアンへ

お手紙ありがとう！他学年からの手紙はセオリが初めてです。もしかして、誕生日プレゼントのお菓子の中にはセオリがくれた物も混ざってるのかな？だとしたら今度ちゃんとお礼させてね

告白の返事だけど、セオリが言った通り私はドラコの事が気になってるんだ。だからセオリの気持ちには応えられない。ごめんなさい。

また会える日が来たら、いつも通り話し掛けて欲しいです。セオリは皆と同じように大切なグリフィンドールの仲間だからね！

A・クラルスより

『イケメンからの告白を断るなんて、罰当たったりしないよね、大丈夫だよね、』

ドラコが好きだって事、結構周りから見て分かりやすいのかな？だとしたら私恥ずかしくない？

ドラコはそんな素振り人前で見せないから、私が一方的に好きな奴になってるじゃん！

『で、でもドラコは私の事ちゃんと好きでいてくれてるもんね！両思いだもんね！』

ネガティブになるの嫌だな…ドラコは私がこうやって不安になってる時も女の子から言い寄られてるんだよね。何でモテるんだよ、ドラコのくせに、

『さむぅ～、ドラコめちゃくちゃモテるんだよ？私という彼女がいながら！どう思う！？』

サムは"キュウ？"と鳴きながら首を少しだけ傾げた。そりゃ蛇には何も分からんよね、笑

ドラコは私があげたネックレス、まだ付けてくれてるのかな、私はドラコがくれたネックレス毎日付けてるし、ぬいぐるみだって毎日抱きしめてるけど、

『ドラコに会いたいなぁ…』