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勝ったことがわかった途端、歓声が最大限に響き渡る
それと同時にシルバーの声もほとばしる
シルバー「ふざけんじゃねぇ!こんなのマグレだマグレ!!」
ナッシュ「シルバー!...結果は結果だ、アイツらが強かった、強くなった。ただそれだけだ」
シルバー「...!ッックソッタレがぁぁあ!!!」
試合終了の挨拶をし、92対93で私達の勝ち。
みんなで喜びあっている中、私はナッシュに呼ばれた
貴女「...なに?」
ナッシュ「...負けたぜ、それと、悪かった。いろいろな...」
貴女「!」
負けた彼は弱々しく、普通の人と変わらないものだった。やっぱり根は悪くな人なのかもしれない、だからあの時も助けてしまったのかも
貴女「本当に。謝られても許せない、と言いたいところだけど、私はあなたにありがとうって言うよ」
ナッシュ「!」
貴女「あなたが...ナッシュが居なければ本気で戦うことも出来なかったし、精神的にも強くなれた。なによりこのメンバーと戦えたのも最高の思い出。
だから、ありがとう。バスケを好きでいてくれて全力で努力してきてくれて。」
ナッシュ「...はははっ。トコトンお前は俺を困らせる気か?...負けちまったからお前を貰うことは出来ねぇ。だが、最後に」
貴女「?」
フワッと、何かに包み込まれる感じがした。
それはナッシュの腕であっていつの間にか抱きしめられていた
「「!?」」
火神「おま!アメリカじゃ普通だからってはなれ!」
赤司「火神、いまは、大丈夫だろう」
ナッシュ「...お前とバスケ出来て良かったよ。じゃあなA、」
そう言いながらナッシュは体が少し震えていた。
泣くのを我慢しているのかそれは顔が見えないからよく分からなかった。だけど、彼が強く抱き締めてくるその力の中には、今までの努力やバスケへの思い、初めて敗北を知った痛みがひしひしと伝わってきた
貴女「こちらこそ。」
そして私たちはこれを機に分かれ、ナッシュ達は最初の約束通り本当にイカダで帰ったのか。私には知る由もない。
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はるまき(プロフ) - この作品もとっても良かったです!主人公ちゃんかっこいい!!! (2020年6月15日 20時) (レス) id: e14dd19d81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*みつば* | 作成日時:2020年5月25日 11時