No.013 ページ13
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A「……おちょくってんの?」
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平常心を保ち
私は呟くように問いかける
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望「いや、本当ですよー」
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望「クラスの女子がよく
Aさんはすごいんだよーとか
言ってくるので気になってたんです」
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誰だよ、クラスの女子。笑
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でも、私を知っているって事は
同じ吹奏楽部の子かな
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A「ふぅん、そうなの」
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望「まぁ、その子が言ってた先輩は
トランペット吹いてる姿の先輩を言ってたんで
どこがすごいのかは解りませんが」
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A「こら、それは要するに私が
トランペット吹く以外に
取り柄がないみたいじゃん」
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望「気にしちゃだめですよ。笑」
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たわいない話をしていると
あっという間に時間は過ぎてしまった
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いつもは長く感じる時間も
いねむりクンが手伝ってくれたおかげなのか
話すのが楽しかったからなのか
今日は短く感じた
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A「……よし、終了!」
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望「結構、疲れますね」
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そう呟くいねむりクンの首筋には
汗が見えた
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手伝ってくれたんだし…
お礼くらいしても、いいよね?
足、少し痛いけど…
コンビニくらいなら行けるし
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A「ごくろうさまー
お礼に、先輩がなにかおごってあげるよ
コンビニでも行こうか?」
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望「いや、いいです」
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きっぱりと言われた
断られてしまった
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別に、おごらなくてすむのに
痛む足を無理矢理動かさなくてすむのに
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すこし、悲しくなった
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すると、いねむりクンは
振り向いて言った
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望「足、痛むのに
無理をされるのはいやですから」
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望「今日は無理しないで
家に帰ったら安静にしていることが
俺へのお礼ですよ、先輩」
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さっきまでの悲しみは消えた
胸にあたたかな
穏やかな気持ちが溢れた
ラッキーアイテム
革ベルト
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宍戸由香(プロフ) - OK〜♪ (2012年12月12日 7時) (携帯から) (レス) id: 74615987f9 (このIDを非表示/違反報告)
みゃのん(プロフ) - 宍戸由香さん» そうなんだ、まぁ、人それぞれだしね^^ 次からはpart2で話すので、いいかな? (2012年12月12日 7時) (携帯から) (レス) id: 16130784f8 (このIDを非表示/違反報告)
宍戸由香(プロフ) - ん^^あんま恋とかは興味ないかな―… (2012年12月12日 7時) (携帯から) (レス) id: 74615987f9 (このIDを非表示/違反報告)
みゃのん(プロフ) - 宍戸由香さん» えー笑、そうなの? (2012年12月12日 0時) (携帯から) (レス) id: 16130784f8 (このIDを非表示/違反報告)
宍戸由香(プロフ) - 由香ちゃんはね―恋してるかよく分かんないねww (2012年12月12日 0時) (携帯から) (レス) id: 74615987f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みゃのん | 作成日時:2012年11月6日 6時