後輩と、私。【名前変換オリジナル】

No.012 ページ12

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私はちらりといねむりクンを見て


そしてすぐに

何事もなかったかのように

片付けを始めた


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望｢え、ちょ、先輩？

無視は酷いですよー｣


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だって、いねむりクンが

私をチビだなんて言うからだよ


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背が低いこと

気にしてるのに…………!!


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私が無視をつづけても

いねむりクンは話しかけ続けていたが

15分もすると折れて

片付けを手伝い始めた


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片付け、手伝ってくれるんだ…


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少し、少しだけ

話しかけてあげようかな


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A｢…………ねぇ、｣


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声をかけると

すぐにこちらを振り向いた


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犬みたいだ……。


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A｢なんで、片付け

手伝ってくれるの？｣


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いねむりクンは少し

考えると


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望｢ひとりじゃ大変じゃないですか｣


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そう答えた


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そして、また答えた


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望｢でも、やっぱり

先輩と、話してみたかったから

ですかねー｣


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本当に少しだけ


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胸の奥が


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ﾄｸﾝｯ


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そう、聞こえた

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