【鬼滅の刃】どうも、鬼殺隊で縫製係やってます。其の弐

伍拾捌話 ページ13

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＿＿＿ねぇ、あの子誰が引き取るの？＿＿



＿＿うちは無理よ、あんな家系の娘なんて＿＿＿







あぁ、なんで


父さんも母さんも私を置いていっちゃったの







＿＿＿それに両親二人とも流行病で亡くなったのよ？あの子もすぐいなくなるわ＿＿＿


＿＿だとしても覇気のない子だねぇ。見ていてこっちの気が沈んじまうよ＿＿＿







うるさい


好きでこうなった訳じゃないっつーの






＿あの＿＿＿＿＿


＿＿あら小葉ちゃん、どうしたの？＿＿＿


＿あの子、誰も引き取らないなら私が引き取ってもいいですか？＿＿＿＿＿







は？


頭ぶっ飛んでんじゃないの







＿＿＿な、何言ってるの小葉ちゃん＿＿＿＿


＿＿も、もしかして使用人として？あたし達は引き取るつもりないからいいけどいつ死ぬかわかんないわよこんな子＿＿＿＿


＿そんなの私の勝手じゃないですか＿＿＿＿







「ねぇ、貴方。うちに来ない？」

『あんた誰？』

「香里小葉。それで、どう？」

『別にどーでもいい』

「じゃあ決定ね。では皆様さようなら」







そう言ってその人は私の手を引いて葬式場の外へ連れ出した


そして外に出たと思ったら







『うわっ、ちょっと』

「うるさいなぁ。あたしの方が歳上なんだから。黙って担がれときなさい」

『ちょ、えぇぇぇぇぇえ！！！』






外に出た途端私を肩に担いだ


そして先程とは違う男勝りな口調になった






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「ぃよっし、改めてあたしの名前は香里小葉。あんたは？」

『……成海A』

「Aね。早速だけどあたしのことはこれから師範と呼びなさい」

『……頭の中ぶっ飛んでますね』

「は・ら・た・つ〜！！」







いやいやいきなりそんな事言われても









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