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「うーーーー」
現在、私、宮本Aはとても迷っている。
アイツに連絡を入れるか、否か。
進学先も伝えずにこっちに来てしまった罪悪感はやっぱりある。
それでも、私に連絡はくれたわけだし。
また、バレーに戻ったよって、伝えたい。
もし、アイツもバレーを続けるのであれば、頑張ってって。
一度逃げた私が言ってもなぁ、というのは思うけど。
「なぁにしとるん。始まるで、練習」
「侑」
「メールか？」
「うん」
「だれに」
「前に話したセッターの」
「はぁぁぁ？」
ものすごく機嫌が悪そうな顔をされる。
え、何、そんな変なこと言ったか私。
「なんで、泣かされた奴に連絡するん」
「……私が勝手に逃げただけで、アイツは逃げてないかもしれないから」
むっすーとすねた顔を直してくれない侑が、私の携帯を取り上げる。
私よりもはるかに背の高い侑の手から携帯を奪い取れるはずもなく、そのまま体育館へ連行。
「今はとりあえずれんしゅー。せっかくマネージャーになってくれたんやろ？ 専念しぃや」
「はぁい」
がらっと体育館の扉を開くと、部員のみんなが集まってくる。
何事かと端によろうとすれば、部長さんに止められた。
「主役。挨拶よろしゅうな」
「主役？！」
「今日からマネージャーの宮本さんや」
私のことは置いてけぼりで、どんどん話が進んでいく。
あれ、さっき先生に伝えたんだけど。
いつの間にか列に並んでいる侑は満足げ。アイツか。
こうなってしまったのは仕方がない。ちゃんと挨拶するか。
「あー、一年の宮本Aです。正式に入部届を出させていただきました。中学のころ、男バレのマネをやってたんで、ある程度のことはできると思います。やるからには全力でサポートさせていただくので、よろしくお願いします」
言い終わって、頭を下げる。
よろしゅうー、という声とともに、マネージャーじゃなかったんか？！ などの声も聞こえてきた。
そりゃそうなるか、夏休み毎日来てたもんな。
ここまで来たらやるしかない。
よっしゃ、と気合を入れている私に、北さんがやさしい笑顔を向けていたのには気づかなかった。
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黒尾ファン - 続き待ってます頑張ってください (3月31日 9時) (
レス) @page18 id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - 更新待ってました✨続き楽しみにしてます😃 (2022年5月31日 23時) (レス) id: d0dd043faf (このIDを非表示/違反報告)
はねっさん(プロフ) - 続き待ってます！！！ (2020年7月30日 22時) (レス) id: 93b3e8542a (このIDを非表示/違反報告)
きいろ(プロフ) - これおもろいなあと思ってよんどったら、セミとトンボの人ですか！！！どっちもめちゃ好きです！！！(((( (2020年7月25日 8時) (レス) id: d4f4d3c247 (このIDを非表示/違反報告)
仄 - 久しぶりに好きな文面を書く方を見つけてしもうた……好きです (2020年7月23日 2時) (レス) id: 3d4d17e641 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小春-koharu- | 作成日時：2020年7月16日 18時
