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「なるほど……お館様も考えられましたね。
Aさんの頼みとあらば他のものも断れないでしょう。
まだどういう態度をとって良いか皆さん手探りですからね。
それにその案もとても良いと思います。
勿論私は協力させていただきますよ。」
「ありがとうございます。
対策として以前の詳細も教えてもらいたいのですが…大丈夫でしょうか?」
「はい、構いません。
少し長くなりますが_______ 」
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しのぶさんから話を聞いたのちまだ任務までの時間はあったので、ある人の元へ向かった。
「失礼仕ります。
藤堂です。」
少し待つと人の気配がして、戸が開いた。
「なんだァ?
わざわざ自分で出向く必要はねェだろ。」
まずは不死川さんの元へ来た。
小金丸は今頃非鳴嶼さんのところへ行ってくれているだろう。
不死川さんは前に接触禁止にまでなった方だ。
私が出向かなければいけない…でないときっと来てくださらない。
「少しお話があるのです。
お時間よろしいでしょうか?」
「別に任務までならいいけどよォ…
まァ、入れ。
客人を立ったままにさせるわけにもいかねェ。」
不思議そうな顔をしつつ中へ入れてくださった。
茶室に案内されしばらく待っていると、お茶を用意してくださった。
「わざわざありがとうございます。」
「んで、話ってのはなんだァ?」
早速切り出してこられた。
どう話し出すのが正解かまだわからなかった為、不死川さんに委ねることにした。
「不死川さんは単刀直入に問われるか、少し包んで問われるか。 どちらがお好みでしょうか?」
「まァ、どっちかっつたら単刀直入だなァ。」
「そうですか、わかりました。
お館様から 冨岡さんの笑顔が見たいと。そう指令を出されました。」
私がそう発すると咳き込まれた。
お茶を飲んでいる時にするものではなかったと今になって反省する。
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作者名:ヒイロ | 作成日時:2020年4月21日 19時