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Aを自分の班の副担当にするにあたって

真っ先に浮かんだ問題はただ一つ

同僚達に彼女を紹介しなければならないことだ

長い付き合いのあいつらに

Aを俺の妹として紹介はできる訳がないし、

適当に親戚だとでも言えば誤魔化せるか?

あまり凝った設定にしても後でややこしいしな…

俺の悩みを他所に

期待に胸を膨らませたような表情の彼女

ま、どうにかなるでしょ……


翌日、彼女を資料集めに三代目の元に預けた

その間に俺は 同僚達をとある甘味処に呼び出し、

ある程度Aの事を説明した所で

護衛を付けた彼女を甘味処に呼び、

全員と顔合わせを行う作戦に出ていた…のだが


?「んで、俺らに話したい事って何だよ」

向かいに座り 肩肘をついて紫煙を吐く男

猿飛アスマ、三代目火影の息子で俺と同じ上忍の一人


?「お昼から呼ばれちゃ呑めないじゃない」

アスマの隣に座る 黒髪に赤色の瞳をした女

夕日紅、酒好きの幻術使いで同じく上忍


?「とりあえず団子とおしるこ頼むわね」

俺の隣でメニューを開き淡々と注文をする女

みたらしアンコ、大雑把な性格の超甘党な特別上忍


?「カカシが俺らを呼び出すなんてな!」

アンコを挟んで俺の方へ身を乗り出してくる男

マイト・ガイ、暑苦しいが優れた体術を扱う上忍


この4人には 彼女の事を話しておかなくては…

なのに、なかなか言い出せないのはなんでなのか

信用してない訳じゃないけど、なんか…

Aの事を 此奴らがどう思うのか正直不安だった

カ「あぁ、いや まぁ…」

アスマ「何だよ歯切れが悪ぃな」

俺がいつもと様子が違うと察したのか

不思議そうな顔の4人に見つめられる

カ「その、お前らにしておきたい話っていうのは…」

遠い親戚であるAという少女を

訳あって自宅に住まわせており、

忍ではない彼女を置いて任務には出られないので

自分の担当する班の副担当として彼女をおき、

共に忍を育てて行く方針になり、

三代目もそれを容認している

カ「と、まぁそんなカンジなんだけど…」

説明を終えて 恐る恐る顔を上げると

4人は心底驚いたような表情で顔を見合わせていた

これはどっちの反応なんだ

里外の者をそう易々と信用ならない、と否定されるのか?

それとも

彼女をダシにしていつものように俺を茶化してくるのか?




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設定タグ:はたけカカシ , 創作柱 , NARUTO   
作品ジャンル:アニメ
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四つ葉のクローバー - 久しぶりに更新してくださりありがとうございます。続きもとても楽しみにしております。 (2021年4月7日 17時) (レス) id: abfe07a57a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いろ | 作成日時:2020年11月10日 16時

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