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ミ「里のみんなにずっと騙されていたんだよ!!」

ナルトは黙って俯いたまま動かない

馬鹿でも、まだアイツは子供だ

ショックはかなりデカいはず……

隣りにいるAがポロポロと涙を零している

ミ「おかしいとは思わなかったか?あんなに毛嫌いされて!
イルカも本当はな!お前が憎いんだよ!!」

イ「!!」

勢い良く彼の元へ駆け寄ろうとする彼女

この距離では 到底守りきれない

俺は目の前の細い腕を掴み、彼女の動きを封じた

ミ「お前なんか誰も認めやしない!!」

ミズキは背負っていた大手裏剣を振りかぶり、

ナルト目掛けて投げつけた

ザクッ!!

血飛沫がナルトを囲むように散らばった

イ「ぐっ…」

大手裏剣はナルト…では無く、イルカの背中に命中した

ナ「…何で……」

困惑するナルトに イルカはゆっくりと口を開く

イ「…オレなァ…」

″両親が死に、自分を褒める人も認めてくれる人もいなくなった

優秀な方では人の気が引けなかったから、

クラスでもずっとずっとバカなことをやってた

苦しかった″

そう、彼は語った

イ「そうだよなぁ…ナルト…
さみしかったんだよなぁ…辛かったんだよなぁ…
ごめんなァ…ナルト、オレがもっとしっかりしてりゃ
こんな思いさせずにすんだのによ」

ボロボロと涙を流すイルカ

それを見て口に手を当てて涙を殺す彼女

そうだったのか、だから アイツはあんな悪戯を…

ナルトは何を思ったのかその場から走り去ってしまった

イ「ナルトォ!」

ミ「クククク 残念だがナルトは心変わりする様な奴じゃねぇ
あの巻物を利用しこの里に復讐する気だ、
さっきのあいつの目見たろ!?妖狐の目だ!」

イルカは自身に突き刺さっている手裏剣を引き抜く

イ「…ナルトは…そんな…奴じゃない…」

ミ「まっ!そんなのはどーだっていい ナルトを殺して…
あの巻物さえ手に入りゃそれでいい!お前は後だ!!」

そう言ってミズキはナルトを追って森の中へと消えていった

痛々しい体に鞭を打ってなんとか立ち上がり、

それを追おうとしているイルカに駆け寄ろうとするが、

今度は彼女にそれを制された

カ「…A、どうして…」

A「私達が今やるべき事は 他にあります」

赤く腫れている目で俺を見上げ、

キッパリと言い放った彼女の言葉が俺には理解できなかった

A「ナルト君達ならきっと大丈夫、行きましょう」


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設定タグ:はたけカカシ , 創作柱 , NARUTO   
作品ジャンル:アニメ
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四つ葉のクローバー - 久しぶりに更新してくださりありがとうございます。続きもとても楽しみにしております。 (2021年4月7日 17時) (レス) id: abfe07a57a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いろ | 作成日時:2020年11月10日 16時

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