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「あ、っつーーーい。」


机に上半身を預ける。


7月半ば。
夏休みが近いのは嬉しいけど
この暑さは勘弁してもらいたい


「クロ〜、アイス買ってきて〜。暑い〜動きたくない〜…」


クロに抱きしめられたあの日から
3ヶ月経とうとしてる今
随分とクロのことを意識するようになってしまった。
だからなのか、自然と絡みに行く回数も多くなる
もっと話したい、ただそれだけ。


自分で認めざるを得ないほどに
どうしようもなくクロが好きだ。
ただ、認めたところでどうこうなるわけでもないけど。


ク「はぁ?ヤダ。自分で行けよ。あ、行くならついでに俺の分もよろしく〜」


全く聞き入れてもらえてない。
…自分で行こう。
でもクロの分は買ってきてやらない。
断った罰だ…!!
って、私のわがままから始まったのか。
まぁいいや


「もういい自分で行く!やっくん、ひーちゃん、アイス食べる?」


ク「おい!俺にも聞けよ、俺も食いたい。」


そんな声が聞こえるけど、私は知りません。


「食べたいなら自分で買いに行ったら〜?」ニヤ

さっき私のもこうやってスルーされたもんね〜。


やっくんとひーちゃんの希望を聞いて、教室を出る。



ク「ちょい待った!」



「なに。」


ク「俺も一緒に行くわ。」


おっとこれは予想外。
内心嬉しいのは秘密



「結局2人で行くことになるんだね(笑)」


ク「だってお前、ほんとに俺の分だけ買ってきてくれなさそうだし?」



…バレてたか。




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作者名:ゆう | 作成日時:2016年1月17日 6時

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