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31歩目 ページ31

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─夜久side





じゃ、ちょっとお邪魔しようかな‥と、俺の隣に座った(人1)。
よかった
こんな暗いのに、女子1人で帰すとかやっぱりアレだし…


(人1)が怖くないし、とか理由をつらつらと言い始めた時は、帰る気だろうなと思ったけど、今回ばかりはリエーフがナイスタイミングで遮ってくれた
ちょっと興奮しすぎだけどな。
まぁ、(人1)も普通にしてたらモテるだろうし
リエーフの言うこともわからなくもない。


ただ、黒尾たちと一緒にいるしな。
誰も手を出さないのは、自然に出来ているガードのせいだろ。(笑)



(人1)が座ってから、またみんなそれぞれ好きに話し出した
俺だって、例外じゃない。


夜「あのまま帰られたらどうしようかと思ったよ(笑)」


素直に思ったことを(人1)に話す


「えー??いやー、帰るつもりだったんだけどねー(笑)リエーフくんに捕まっちゃった〜。」ニコッ


してやられた!!って顔しながら笑う(人1)。
…やっぱ笑ったら可愛いなぁ。
って、そうじゃないそうじゃない


自分の中の邪心を消して


夜「俺的にはホッとしたよ(笑)…このくらい遅くなるなら元から黒尾たちと約束しておけばよかったんじゃない?今度からはそうしなよ…ってか、何でこんな遅いんだ?」


今更だけど、よくよく考えたら
(人1)は部活に入っていない。
単純に、この時間まで残っている理由がない


「そうだ!聞いてよ!私、いつもどーーーり帰ろうと思ってたの。それなのに、嶋田先生に捕まってさー、1年生のオリエンテーションの冊子綴じる作業さっきまでずっとしてたんだよ…もー、疲れた疲れた…(笑)」


肩をすくめて笑う(人1)に、お気の毒に、なんて思う。
誰かに何か頼まれること多いよなぁ、こいつ。(笑)


「ま、ということなので、今日残ってたのは偶然!それに、ここにやっくんたちいなかったら普通に1人で帰ることになってたしね〜(笑)」


楽しそうに話してるけど、

何かあってからじゃ遅いんだからな?

って、釘をさした。


「もー!やっくん心配しすぎ!!大丈夫大丈夫〜♪でもありがとー!心配されるのは、嬉しいよね!!(笑)」


どこに喜びを感じているのか、ちょっと理解できなくなってきた…



ク「うるせーな。」


(え?)


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作者名:ゆう | 作成日時:2016年1月17日 6時

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