27歩目 ページ27
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さすがにもう疲れた……
最後に時計を見てから30分経った
つまり6時半。
お腹空いた…
帰り、お母さん迎えに来てくれないかなぁと思ってさっきメールしてみたけど
残業しなきゃならないらしくて、無理でした。
ドタドタ‥
あー、誰か走ってきてるー。
廊下は走っちゃいけませーん
ガラッ
?「(人1)さん!遅くなってごめんなさいね…!」
あれ。
「先生!今年1年生の担任なんですね〜!」
そこに現れたのは、去年私たちのクラスの副担任だった和田先生。
クラスの行事とか副担任も参加するから、結構話す機会も多くて。
和「ふふ、そうなの。念願のクラス担任!それよりもごめんね、こんな大量の仕事任せてしまって…」
「ぜーんぜん!大丈夫ですよ!むしろ、先生と会えてお話しする機会出来たんで結果オーライってヤツです♪」ニコッ
和「…ありがとう、(人1)さん!今度、飲み物でも奢るわね、じゃ!あとは私がやるから…。本当にありがとう。もう暗いから、気をつけて帰ってね?」
ふわっと綺麗に笑う先生。
この笑顔を見れたなら、よしとしよう。(笑)
「はい。じゃあ、失礼します!さよーなら、先生!」
ペコッと頭を下げて教室を出た
んーーーっ……伸びる。
あー、疲れた…でも和田先生に会えたし、ほんと結果オーライ。
達成感に包まれながら、今度こそ下駄箱を目指して歩いた。
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作者名:ゆう | 作成日時:2016年1月17日 6時