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ガーッ ガーッ バサッ パンッ!

「よいしょ、っと。」
洗濯機を回しながら、洗い終わった物を干していく。


もうかれこれ3回目。


体育館には、バレー部が集まってきたみたいで少しずつ騒がしくなってきた


こんにちはーっす!!

よーっす!


なんて、聞こえてくる



ク「集合!」


クロの声でみんながクロの周りへ駆け寄る。


ク「今日から一週間、体験入部期間だ。練習手ぇ抜くなよ。特に研磨。」


研「……」


ク「研磨、返事は。」


研「ん、わかった…なるべく、頑張る。」


ク「なるべくじゃねぇ、絶対だ。」

言葉はキツいけど、みんな笑ってる。

(ふふ、楽しそうだなぁ。いいな、部活。)


ひっそりとそんなことを思いながら、洗濯機が止まるのを待つ。
と言ってもまだ時間がかかるっぽい。

よし。チャンスだ!


「クローーー!!!」


体育館に私の声が響く。


ク「なんだ?声でけぇって…」


「練習、見ててもいい?洗濯機止まるまで!」ニコッ


ク「…!//あぁ、いいよ。こっち来い。……ここ座って見てろ。ボール飛んできたら危ねぇから、なるべく移動すんなよ?」


「はーい!みんな、頑張ってね〜!」


あぁ、私いま、ニコニコしてるな。
頬がゆるんでるの、わかる。
クロと研磨の練習してる姿、こんな間近で見られるなんて滅多にないから。
うれしい〜っ!!


─黒尾side


…ほんと、無邪気に……

楽しそうに、笑うよなぁ。


俺、こいつの笑った顔、昔から好きだったっけな。


普段は別に何とも思わないが、笑ってるAは可愛いと思う。


そんな気持ちをかき消して声を出す。


ク「よーし、じゃ、アップ始めんぞー!!」


「「「うぃーす!!」」」


女子がいるからなのか…?
みんないつもより、声出てねぇ?(笑)



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作者名:ゆう | 作成日時:2016年1月17日 6時

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