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11歩目 ページ11

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ギィィィ バタン。

うん、なんとなく歩いてくる方向で予想はついてたけどまさか本当にこことは。



クロが開けた、体育館の扉。

私が連れてこられたのは、体育館でした。



「ちょっと!なんで体育館?クロたちはわかるよ、これから部活だもんね。でも私はなぜ。」


ク「まぁ来たらわかる。こっちこっち」


またグイッと腕を引っ張られて。


「え。もしかして…」


ク「そう。そのもしかしてでーす。」



はぁ。………はぁ。 ため息しか出ません。

目の前には山積みの洗濯物。
よく見てみると、ユニフォームやタオルばかり。


「つまり、洗濯しろ、と?」


ク「さすがAちゃん、話が早くて助かります。…借りも、あるしなぁ?頼むよ。」


昼休みの借りはこの為だったのかな…?
一瞬疑問に思ったけど、今そんなこと考えても仕方ないことに気付いて考えるのをやめた。


「〜〜っ!!なんかむかつく。けどまぁ、洗濯嫌いじゃないし、暇 だ し、いいよ。やる。」


暇だし、を強調して嫌みったらしく言ってやった。

そしたら、クロはもうお腹抱えて笑ってる。


なんなの、このトサカヘッド!!
…直接言ったらシバかれるからね、心の中で言うよ。


夜「え、(人1)、本当にいいのか?俺らが言うのもなんだけど、これ結構量あるぞ…?」


やっくん……!!
優しすぎて涙が出そうだよ…
なんて冗談はさておき。


「ははっ、大丈夫だよ。任せて!」


ク「うっし、サンキュ。んじゃ、頼むわ。」


俺らは着替えて部活始めようぜ〜って、クロを先頭にみんな部室に向かっていった


クロだって笑ったりしてくるけど、ちゃんとお礼言ってくれる。
これで頑張らないなんて、幼なじみの名が廃る!!



…さて、真面目に頑張りますか。(笑)



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作者名:ゆう | 作成日時:2016年1月17日 6時

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