▲真実-223-▲ ページ6
病院を出てすぐの角を曲がった所だった。
降旗光樹さんですか?
降「…へ…!?」
突然見知らぬ人間…それも、振り返ってみれば黒いセーラー服の少女二人に声をかけられて、降旗は目を見開く。
降旗は至って普通の男子高校生だ。
見知らぬ少女に声をかけられればドキッとするのは当然だった(色んな意味で)。
降「…あ、あのー…どちら様?」
すっかり挙動不審になった降旗を見て、話しかけてきた少女は、ブッと吹き出した。
降「えっ。」
あれ、もしかして知り合い?
いやでも知らない…けど何だか見たことあるような…?
降旗が一人自問自答していると、吹き出した少女が笑いだした。
由「ぶふっwwwいや、あのどちら様も何もww会った事ありませんしwwww」
真「ユキってば……すいません、悪意はないので。
…とりあえず話したい事があるので、そこのマジバまでいいですか?」
降「え?へ?あ、はい…え?」
何だかよく分からないが、悪い人ではない事は確かだ。
降旗は大人しく少女達に着いて行く事にした。
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
マジバの一番奥の席に、向かい合うように座って、先程頼んだバニラシェイクを啜る。
黒子がこれ好きだったよな、と軽い気持ちで降旗は頼んだのだが、毎日かはともかくたまに飲む程度ならおいしいと感じた。
お互い一息ついた所で、緑髪の方の少女が口を開いた。
真「突然呼び止めてごめんなさい。」
降「いや、俺どっちにしろここに行くつもりだったから…。
……あの、君達は…。」
由「そっか、まだ名前言ってなかったっけ。」
黒髪の方の少女が、ポンと手を打った。
どうやらこちらの少女の方は、初対面にも全く臆さないタイプらしい。
由「初めまして、あたし高尾由貴菜っていいます!」
降「…え、高尾!?」
真「…緑間真澄です。」
降「緑間…!?
え、あ、あの……えっ!?」
緑間と、高尾。
かつて対戦した秀徳高校バスケ部の、黒子と火神に勝るとも劣らない…秀徳の光と影。
まさかここでその名を聞くとは思ってもみなかった降旗は、勢いよくバニラシェイクを吸って、危うく気管に詰まらせかけた。
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
今日は短縮四時間ですわっほい\(^o^)/
そしたら六連休ですわっほい\(^o^)/
176人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ファイ - 主人公の死の真相知りたいです。書いて下さるとありがたいです(>_<)いつも応援してますっ!!続編楽しみに待ってます! (2014年4月28日 22時) (レス) id: e6e8d659c5 (このIDを非表示/違反報告)
ユイ(ayamea)(プロフ) - extraに入らない方が面白かったです。江戸川ちゃんの狂った感じとか、大好きだったのに、残念です。 (2014年4月26日 23時) (レス) id: cea22bda8f (このIDを非表示/違反報告)
ミカゲ(プロフ) - 春休みの宿題がおわんなくて、ずーっとパソコン出来なくて久しぶりにみました(^^ゞ黒子ぉぉぉ!!生きててよかったぁぁぁ(ToT)/~~~ (2014年4月8日 23時) (レス) id: e410611b3b (このIDを非表示/違反報告)
ドア?ちゃんと閉めたよ、心配しないで。 - すぃませぇん〜(ぶりっ子風)緋紗絵さぁ〜ん、ちょっとぉ今日の放課後、体育館裏来てくれなぁ〜い?← (2014年4月8日 13時) (レス) id: 1808592c18 (このIDを非表示/違反報告)
snowまろ♪ - そうなんですか・・・僕もちょうど今日から3年!くうrrrrろこっち!!生きてたんすね?!あと、いきなり言ってすみませんが、心肺停止が心配になってますよ〜。 (2014年4月7日 20時) (レス) id: 722b590d3e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:赤司うつほ@失踪するかもしれない | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/utsuhobunkacho/
作成日時:2014年1月8日 6時