【黒バス】探偵少女は真実を守る-episode extra-

▲真実-259-▲ ページ41

緋「うっさいなぁ、愛想が尽きてんのはこっちだっての。

とにかく、母様は俺達に真相を話してくれりゃいいの！

正確には俺の友達に！」



田無からの要望で、緋夢は母緋紗絵に電話をかけたが、やはり交渉は難航しているようだった。


それもその筈だ、いきなり息子に呼び出され、加えて自身が引き起こした事件の真相を警察でも何でもない、一般の少年少女に話せと言うのだから。



降「…これ、本当に上手く行くんですかね。」



雄「案外、交渉成立するんじゃないか？

向こうにとって、俺達は邪魔だろうし…こうして対面する機会を得られるって事は、向こうも如何に真正面から俺達を抹殺するか考えるだろうよ。」



由「ちょ、雄さん不穏…。」



あくまで推測だ、と述べる雄。


その間に、難航していた交渉はきっちり成立してしまっていたらしい。


緋夢がため息を吐いて、こちらに向き直った。



緋「……一応、交渉は成立。

んで、場所なんだけど…。」



そこで一旦気まずそうに言葉を切る緋夢に、一同は固唾を飲む。



緋「…こちらが設定した場所ではなくて、向こうの希望に沿う感じになっちゃった。」



田「…場所は？」



緋「…………。

………岐阜県にある、赤司家の所有する山荘。」



真「………つまり…事件の、現場…ですか…？」



真澄がひゅっ…と息を飲む。


こちらの要望としては、出来れば都内もしくは京都府内で対面したかったのだが。


…よりにもよって、兄達が一晩で葬り去られた、あの場所で。



緋「そう………ごめんね、でも母様も、この条件以外は提示してこなかったし、これさえ呑めばいつでも談合に応じてくれるって。」



降「……でも、会えるんですよね？

場所はともかく、真犯人に。

そして、その本人の口から…真実を聞ける。」



降旗は全身の血がふつふつと沸き上がりつつあるように感じた。


会って、事件の真相を…あの日仲間達に何が起きたのかを、知ることができる。


……ただ、それと同時に、大きなリスクも付きまとう。



緋「ただ…母様は多分、皆に真相を話しはするけど…。

だからと言って、警察に出頭はしないだろうし、恐らく最悪の場合…。」



口封じに皆を、抹殺するかもしれない。


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ﾋｲｲｲｲｲお久しぶりです＼(^o^)／
中三になってやたら忙しくなったのは何故orz
ところでこれ、パート5で終わらない＼(^o^)／
パート6行く＼(^o^)／

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