【黒バス】探偵少女は真実を守る-episode extra-

▲真実-230-▲ ページ13

私は緑間真澄、秀徳高校一年。


部活は一応軽音学部だけど、週一だからほとんどあって無いような物。


だからわりと暇人な私は、親友と共に、中々終着点の見えない仕事に従事する。


その仕事…もとい捜査は、主に亡くなった31人に纏わる人間関係だとか、出生についてリークするもの。


私達は所詮女子高生だ、出来る事は限られている。


親友は躍起になって、日々警察に情報提供を求めたり、協力者を探したりとしているけど、私は何となくそこまでする気にはなれない。


…正直、犯人が誰だとか、そんなものにはあまり興味がない。


それが誰であれ兄さんの死の真相がはっきりするのだから、別にわざわざ私自ら探さなくていいのだ。


じゃあ、何でこんな面倒極まりない事をわざわざしてるかって？


……一つは、大切な親友きっての希望。


もう一つは…汚名返上。


警察が余りにも、愚鈍で、無頓着で、とにかく馬鹿だったから。


さっき述べたように、私は兄の死の真相をはっきりさせるのは誰でもいいと思っていた。


つまりは警察に頼りっぱなしだったのだが、彼らがあろう事か根拠も無く善人を加害者に仕立て上げたものだから、私もさすがにいきり立った。


お前達が赤司先輩の何を知っている。


お前達が兄さんの、緑間真太郎の何を知っている…！



真「…ユキ、私手伝うよ。」



由「…………。

すーちゃん…いいの？

これからあたし…すーちゃんの事、面倒事に巻き込もうとしてるのに…。」



真「そうだね、それはすっごく面倒な事。

…でも、兄さんとその仲間を馬鹿にする言葉を聞き続けるのは、もっと面倒。」



兄さんの事は、実はあんまり好きじゃなかった。


変な口癖、占いに傾倒して、何でも上から目線、物理的にも上から目線で、コミュ障。


だけど、私の知るどんな人間よりも努力家で、だからこそ頭も良くてバスケが上手で。



真「あんなのでも、私は私なりに尊敬してたもの。

…神様ってのは、崇拝しなきゃ祟られるでしょ？

それと、同じ。」



あいつならおは朝の加護で、天から私目掛けて石を投げ付けられるだろう。


だったら盾に、事件の真相をつき出せばいいのだ。


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桜井君の出来ましたよ！＼(^o^)／
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