禁 恋 -second- 【文スト】

禁【３１】 ページ4

昼と夜の境目のようなところだよ、と太宰さんから聞いていた。

敵である(約束したのは太宰さん)私達とマフィアの幹部が会うのはバレたら終わりだ。なにもかも


それを承知で向こうも会おうとしてるんだから



余程太宰さんを信頼しているんだな、と思う。




街のすこし端の路地に入り右、左、また左、と曲がると


open という看板がたっているCafeがあった。



開けるとｶﾗﾝｶﾗﾝと鳴りマスターらしき人がいらっしゃいと声をかけてきた。


店内を見回す




カウンターに彼はいた




まだこちらに気づいてない。







「おいちび」



中「あァ？手前そりゃ誰に言ってんだ糞女



つーか誰だよ手前」


異能をいつでも使える状態にした彼に対しサングラスと結っていた髪の毛をおろす。



「ばぁ」




中「なっ ンで手前がここにいンだよ？太宰の木偶は？」

「会ってこいって言われた」

すると、ハァ、とため息をつくチビ


いや私もだよ。


「言っとくけど、私は反抗したからね」


中「嗚呼、だろうな。あー、なんだ、取り敢えず座れよ」

ほら、

とでも云うかのように隣を指さす






なんだか夢のようだ

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