二日目 貴方side ページ4
私は今こんのすけに教えてもらって、審神者さんの部屋に向かっていた。
『あ、こんのすけ〜。
私の事は好きなように呼んで良いよ。
私もこんちゃんって呼ぶからさ。』
こん「よ、宜しいのですか?」
『うん。』
私が頷くと、こんのすけは嬉しそうに、けれど何処か気恥ずかしそうに私を見上げた。
こん「で、では………
A姉様とお呼びしても良いですか…?」
『姉様……ふふっ、勿論良いよ〜!』
こん「ありがとうございます!では、A姉様と呼ばせていただきますね!」
私はこんのすけを腕に抱き、そんな会話をしながら進んでいく。
審神者さんの部屋まであと少しという所で、私は一度立ち止まる。
『……』
こん「A姉様?どうされたのですか?」
『ん〜?いや、なんでもないよ〜!』
まぁ、良いか。
私は気にせずに再び歩き出した。
こん「此処です!」
『おっけー!
こんばんは、審神者さん♪』
襖を勢いよく開けると、そこには服を脱がされた緑色の髪の人と、その人に馬乗りしている審神者さんであろう女の人がいた。
審神者さんは私を見て苛ついたような目で私を見る。
美「誰よアンタ。」
『あはは!申し遅れましたね。
私、ここの本丸乗っ取りに来たAです。』
私が笑顔のままでそう言うと、審神者さんは顔を真っ赤にして叫ぶ。
美「…なっ!そんな事させないわよ!ここは私が築いたお城なのよ!ここにあるモノは全て私の物!
アンタなんかに渡さないわ!!!」
『ふふっ、まぁ落ち着いて。
でも私、彼等に興味なんて全くありませんから、どうなるかは私の気分次第ですかね。』
??「!?」
美「はぁ?……もう良いわ。
離れを貸してあげるから、興味がないなら早く離れに行って。」
私の言葉に緑色の人が反応したのは気付いた。
笑わせてくれた審神者さんに免じて、一回だけチャンスをあげようかな。
そう思って、私は審神者さんを無視して未だに私を見つめる緑色の人を見た。
『ねぇ、そんな事されて楽しい?』
美「何言ってるの?早くどっか行きなさいよ!」
??「………」
『君は、このままで良いの?』
そう聞くと、緑色の人は目を伏せ、私をもう一度見て口パクで言った。
< 助 け て く れ >
返事を聞いてすぐ、私は審神者さんを気絶させた。
緑色の人には私が来ていた上着を着せて、審神者さんの部屋を出た。
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紅キ霧雨 - 小山さん» あっ、そうなんですか!?凄い貴重なご意見、ありがとうございます!!!危うくそれが定番だと思うところでした… (2018年7月8日 22時) (レス) id: 68e7808bec (このIDを非表示/違反報告)
小山 - ちょこっとだけ指摘。加州と安定は喧嘩はしてもブス・メンヘラとかお互いを侮辱するような言い合いはしませんよ(^ ^)何でか二次創作ではよく見かけますがね…。 (2018年6月16日 23時) (携帯から) (レス) id: 46e1741f78 (このIDを非表示/違反報告)
紅桜 - 千本桜さん» ありがとうこざいます!!!面白いと言っていただけて嬉しいです! (2018年2月1日 22時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
千本桜 - とても面白かったです!これからも更新頑張ってください!!お体ご自愛くださいね(*≧ω≦) (2018年2月1日 15時) (レス) id: e733f5adaf (このIDを非表示/違反報告)
紅桜 - 桜吹雪さん» リク了解です!今から更新して来ますので、少々お待ちください! (2018年1月17日 17時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅桜 | 作成日時:2017年12月7日 7時