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「僕は
__"白ウサギ"
そう呼ばれています」
一瞬 ただ触れられただけの腕は
見た目は少し腫れているだけだけど…
軽く触れたら痺れるほど痛い
「し…?
…し…白ウサギ??」
彼は間の抜けた顔しかできないのだろうか?
「え? それ…本名か?」
「………アホか」
彼の質問に驚く程の速さでツッコミを入れた
「……だよな」
彼は"やりづらい奴"という顔を向けてくる
"僕のセリフだ"と言う顔を向けた
仮にも教師のクセに…
「あだ名は良いからさ
お前の"本名"教えろって
___な?」
彼は僕に笑顔を向けた
「____『白兎 A』」
僕はこの時初めて
"女王様"に貰った
自分の名前を口にした
「____『A』か
お前に似合ったいい名前だな____」
この時 初めて
僕の名前を褒めてくれた
初めて言ったんだから…
当たり前かもしれない
だけど…
そんなことを躊躇いもなく 素直に言った
彼に"一目惚れした"んだと思う
「____《アリス》」
きっと 彼は僕を変えてくれる
そう思った
だから
___"白ウサギ"は振り返った
なぜなら"白ウサギ"は
"アリス"が追いかけてくれるのが
嬉しくてたまらなかったから________
「お…おーい?
どうした?」
"女王様"に怒られるのは困るから
急がないと
お茶会が始まる前に…
「____またね 《アリス》」
僕は糸を巧みに使い
女王様の屋敷に向かった
「___"白ウサギ"
白兎A
____彼奴は一体?」
彼は1人
白ウサギと出会った場所に佇んでいる
そう お茶会に招かれませんでした
だって
"女王様"は
___心底"アリス"のことが"嫌い"ですから
「それに…
この…
俺が……
____『アリス』?」
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舞華鳥(マイカチョウ)(プロフ) - あづめ.さん» ありがとうございます!! 今回の作品は1年間練った様なものなので楽しんで頂けると嬉しいです☆ (2019年2月18日 19時) (レス) id: 1fb8c4817e (このIDを非表示/違反報告)
あづめ.(プロフ) - 舞華鳥さんの学園アリス大好きです!今作も楽しく読ませてもらいますヾ(*´ー`*)ノ (2019年2月18日 19時) (レス) id: cefdfa88b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:舞華鳥(鳴海・LM・はるか) | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/dasakusha/
作成日時:2019年2月16日 19時