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「___大丈夫かい?
白ウサギ」
「…はぁ…はぁ……//」
息が整わない
「…たく
いくら強い結界内とはいえ
せめて場所位 選んでほしいものだね」
そう言って 僕に上着をかけてくれた
「それに僕がいるにも関わらず始めるし
やることやって そのまま放って置いていっちゃうし
後始末くらいしていくよね 普通」
「…よけい…なこと…を///」
「気にしないで♡
えーっと
水 飲める?」
ペットボトルを受け取り
上半身を起こして飲んだ
「ちょっとは落ち着いた?」
彼は僕の横に腰掛けた
「…うん」
「君も大変だねぇ♡
散々 好き勝手にされて
抵抗の1つもしないなんて…」
「…抵抗しても無駄なんだよ」
「そこまで好き勝手にされて
君がアリスに…
いや《女王様》に逆ら"わ"ない理由
僕はそれが知りたくて仕方ないなぁ…」
彼は僕と目を合わせないようにして
顔を近づけてくる
「な なに…?」
僕はさっきのペットボトルで
彼の額を軽くつついた
「きゃん♡」
「き…気持ち悪いよ アンタ」
ちょっとした 冗談?
彼なりの気遣いなのかな…?
わからないけど
優しい顔で笑っている
「それに
さっきから思ってたけど…」
僕は軽く股に蹴りを入れた
「あは〜ん♡」
冗談?かわからないけど
変な声を出してそこをおさえている
「……ホント そろそろ オサエてくれない?」
たぶん 見てたよね コイツ"も"
「さ 流石の僕もこればっかりは…
……ね?
人間の三大欲求に抗うのは難しいんだよ〜♡
それに 君の顔は反則だよね
そこら辺の女の子より美人だなんて」
……彼にだけは言われたくないなぁ
「顔 拭いてくれないかな?
僕も目のやり場に困るんだよねぇ
それとも 誘ってるの?♡」
僕はハンカチで顔についているものを拭いた
「"僕のすべて"は
____"女王様のモノ"」
転がっていた杖を取って 歩き出した
どんなに汚れても
僕は逆らう訳にはいかない
悔しいよ
__逆ら"え"ないこの状況
帽子屋なんかに
こんな醜態を晒すなんて
それでも
____"女王様"を拒否できない
この怒りの矛先は
何に向けたらいいのかわからない
「構いたくなるよ
君だってそうだったように____」
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舞華鳥(マイカチョウ)(プロフ) - あづめ.さん» ありがとうございます!! 今回の作品は1年間練った様なものなので楽しんで頂けると嬉しいです☆ (2019年2月18日 19時) (レス) id: 1fb8c4817e (このIDを非表示/違反報告)
あづめ.(プロフ) - 舞華鳥さんの学園アリス大好きです!今作も楽しく読ませてもらいますヾ(*´ー`*)ノ (2019年2月18日 19時) (レス) id: cefdfa88b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:舞華鳥(鳴海・LM・はるか) | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/dasakusha/
作成日時:2019年2月16日 19時