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僕は車の中から2人の会話を聞いている




「こんなド田舎にまた…


懲りずに逃げ回るモンですねぇ



日向親子も……



向いてないんですよね〜



僕…



はあ〜…」





「は?


アリス候補生スカウト担当業務ですか?


フェロモン男が何言ってんですか」




「家族には

泣かれるし 罵倒されるし やな目で見られるし…」




「仕方ないですよ


こういうのは教師にも持ち回りで説得係がまわってきるもんですから」




「槙原先生1人で行ってくれません?」




「乃木ルカは あんたんとこ担当の生徒でしょうが…」




「……はぁ」




「大体俺は潜在系担当として


日向兄妹の説得に来たんですから



鳴海先生はちゃんとしっかり乃木家に行って


ご自分の職務を全うしてもらわないと困りますよ」




「ハイハイ」




「ただでさえ


今回は


日向棗に興味をもった校長が


何でだか


危険能力系にまで視察をといって



"アレ"を同行させられて


こっちだってブルーなんですから


頼みますよ」




"アレ"というのは僕のことではないだろう



彼は 僕に"気づいていない"




「ハイハイ…」




帽子屋はつまらなさそうに答える




「きーてんですか アンタ」




彼は帽子屋に呆れているようだ




「危険能力系ねえ…



日向君の能力のキャパからいえば


管轄外とは言い切れなくはないけれど…


潜在系を押しのけてまで…


とはいかないと思うけどな〜」




公爵は何かを見つめ


不気味に笑う





「まったく…


頭の痛い仕事になりそうですよ…」




「僕も同感ですよ…」




帽子屋は



公爵ではなく



僕を見つめて言った





反応に困ったので



とりあえず笑みを浮かべた

_3→←_5章_チェシャ猫_



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舞華鳥(マイカチョウ)(プロフ) - あづめ.さん» ありがとうございます!! 今回の作品は1年間練った様なものなので楽しんで頂けると嬉しいです☆ (2019年2月18日 19時) (レス) id: 1fb8c4817e (このIDを非表示/違反報告)
あづめ.(プロフ) - 舞華鳥さんの学園アリス大好きです!今作も楽しく読ませてもらいますヾ(*´ー`*)ノ (2019年2月18日 19時) (レス) id: cefdfa88b8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:舞華鳥(鳴海・LM・はるか) | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/dasakusha/  
作成日時:2019年2月16日 19時

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