《学園アリス》Where is "Alice"?《男主》

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「君は



＿＿＿＿アリスになれない」







断末魔のような叫び声が響く




どれだけ叫ぼうが




数秒後には




君の存在事態"なかったもの"になるのに






「…無駄な足掻きをするね」







＿＿＿＿僕は存在を消す能力を使った









「また "アリス"をコロしたのかい？」









彼は僕の前に立っていた







「大事な"生徒"だったんだっけ…」







突き刺すような視線



怒っているのかい？









「まぁ…




＿＿＿《嘘》をつくから悪いんだよ」








僕は"アリスコロし"を始めた




簡単でつまらない




ただの"ゲーム"






ルールは＿＿＿＿＿＿＿＿






シケイ判決を下された人は





僕に"アリス"と名乗る





猶予期間が与えられ





その間 僕に"アリスらしさ"を披露し






《アリス》と認めて貰えば"勝ち"





ただし





認められなかった場合








＿＿＿＿＿＿＿＿クビをはねられる







もちろん



"アリスらしさ"というのは女王様の虚言




そんなものあるわけない




つまり




この賭けは出来レース






＿＿＿＿"遊び"ということだ







挑戦者は罪人で




この勝負への拒否権はもちろんない





暇を持て余してる罪人は




名高いコロシ屋(僕)に弔って貰う方が嬉しいらしい



最初から負けを覚悟で来る人もいる




期間中はアリスを傷つけるのは禁止だ




何をされても下手に抵抗できない








＿＿＿＿"女王様の命令"で





僕にも拒否権はない＿＿＿＿









そう つまりは







僕の"女王様への忠実"と"忍耐力"








《命令違反行為》を起こさせるための"遊び"







「あの子は……


悪いことなんかしていない」






「それなら


どうして 止めなかったの？」






「それは……」






「まぁ 帽子屋は




＿＿＿白ウサギに勝てない




そんなことは分かりきってるけどね」






それに…






「誰が悪いかを決めるのは






君でも 僕でもない







＿＿＿＿『女王様』だよ」









歯痒そうな顔を僕に向ける








「彼女は罪人だけどね




僕が隠蔽したから




君は知らないだけで




何人か コロしてるのは




事実だし……





僕もそこまで堕ちてない






"罪のない人"をコロすのは








僕だって＿＿＿＿」








『さようなら 1人目のアリス』







＿＿＿＿不本意でならないよ

＿3→←＿４章＿偽物のアリス＿

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