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扉が開いた
「どうしてこんな所にいるの?」
____ダイナが来た
「ここは僕の部屋なんだよ」
「__え?」
「君こそ ノック位してよね
別にいいけど…」
「うん……ごめんなさい」
「それより
…こんな所に何しに来たの?」
彼女は言葉に詰まらせた
「まぁ そんなこと興味ないけど…
ちょうどいいし
ほら あそこにいる公爵も
一緒に連れて
早く帰った方がいいと思うよ?」
ダイナは僕の指さす方をみた
彼女は彼に近づく
「ご…ごめんな…さい
…ぼく……そんな…つもりじゃ…」
「___何言ってるの?」
「先生…が…あんな…なんて
ぼく…」
「ねぇ__
あなたをここへ連れてきた人は誰?」
彼女はそういって彼からアリスを盗む
「あ…の子…だよ」
僕を指差した
彼女は僕の方に向かって歩いてくる
「どうして…」
彼女は僕の方に手を伸ばしてきた
「やめておいた方がいい
君の心が穢れてしまう」
その手は僕の頬に触れる前に引っ込められた
同時に
扉が開く音がした
「柚香
君がここに来ているときいてね」
ダイナは固まっている
「自分の部屋に戻りなさい」
女王様は公爵に強く言った
公爵は出て行ったようだ…
「今回の件で随分と動揺しているときいて
心配したよ
なぜ こんな部屋に…?」
「先生の…形見がほしくて…
ここなら 先生の石がもしかして…
お願いです
先生の亡骸に会わせて下さい……
まだ どうしても…
信じられません
先生の姿を見るまで…」
「理由はどうあれ…
嬉しいよ 柚香
君が私を頼ってまた来てくれたこと…
君がたとえフクシュウのために
私のアリスを盗みに来たとしてもね
無駄だよ 柚香
君のアリスを私が警戒しないとでも思ったのかい
君と接する時
私は常に自分の体に結界をはっている
残念だったね 柚香」
ダイナは首元から何かを取り出した
僕は思わず釘付けになった
____ダイナは
女王様の身体に
2つのアリス石を"入れた"____
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舞華鳥(マイカチョウ)(プロフ) - あづめ.さん» ありがとうございます!! 今回の作品は1年間練った様なものなので楽しんで頂けると嬉しいです☆ (2019年2月18日 19時) (レス) id: 1fb8c4817e (このIDを非表示/違反報告)
あづめ.(プロフ) - 舞華鳥さんの学園アリス大好きです!今作も楽しく読ませてもらいますヾ(*´ー`*)ノ (2019年2月18日 19時) (レス) id: cefdfa88b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:舞華鳥(鳴海・LM・はるか) | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/dasakusha/
作成日時:2019年2月16日 19時