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"公爵"の手柄だから____
僕の耳元で囁く
「……A」
もう そんなに毒されちゃったら
いずれ来るシを待つだけ
僕が手を下そうが関係ないだろうに…
____女王様は僕で遊んでる
「A…」
僕はアリスを蹴り飛ばし
「あ゛…っぐ…」
心臓を左足で踏みつけた
彼は苦しんでいる
「__いいね その顔
可愛いよ アリス_____」
____左足に痛みが走る
「…ゴホッ……ま……ぇ」
……幻滅してた?
僕は君が想像してた
"普通の子"じゃないんだよ
「僕は
ずっと
この日を待っていたんだよ」
___"僕は初めて命の重みを感じたよ"___
横目に"女王様"を見ると
とても満足気な顔をしていた
___涙が出るくらい
「……っ」
アリスも驚いてる
"僕の左足"のことに
アリスも気づいてる
こんなにも脆いものだったんだと…
「……これ…じょう
お前の…好き勝手に…させない」
女王様はアリスに怒りを向けた
「白ウサギ
もう余興は楽しんだよ
さぁ…
____《アリスをコロせ》」
アリスは僕の瞳を見つめる
「…柚……香」
ダイナの名前を紡ぎ
その後
声にならない声で
僕に必死に告げたんだ
「____さよなら 1人目のアリス」
僕の糸はアリスを貫いた
血も吹きでない
肉眼で見えない程の細い糸が彼の首に刺さった
「うそ…うそだ…
先生おきてよ…
やだよ どうして…
先生…
先生おきて…
先生…っ」
僕は彼から離れて まもなく
公爵が目を覚まし 泣きわめく
女王様と公爵が何か話している
僕は亡骸の前に座ったまま動けない
「………泉水」
誰にも聞こえないように彼の名を呼んだ
"もうアリスじゃなくなった君"
心残りのあるような顔で深い眠りについた君
「白ウサギ よくやったね」
女王様は僕の頭を撫でる
「……はい」
___泉水
君は酷いね
どうして そう言って…
《俺は許す
____"大切"な友達》
優しい笑顔を向けたの?
《ごめんな A》
僕が悪いのに
____ごめんなさい 泉水
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舞華鳥(マイカチョウ)(プロフ) - あづめ.さん» ありがとうございます!! 今回の作品は1年間練った様なものなので楽しんで頂けると嬉しいです☆ (2019年2月18日 19時) (レス) id: 1fb8c4817e (このIDを非表示/違反報告)
あづめ.(プロフ) - 舞華鳥さんの学園アリス大好きです!今作も楽しく読ませてもらいますヾ(*´ー`*)ノ (2019年2月18日 19時) (レス) id: cefdfa88b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:舞華鳥(鳴海・LM・はるか) | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/dasakusha/
作成日時:2019年2月16日 19時