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____また 時が経った
沢山の花を切り捨てた
狂ってしまう位
いや もう呆れているかな?
僕の時間は相変わらず止まったまま
女王様に捧げてしまったのだから
僕と女王様にとっては"短い"時間____
「A___?」
「____久しぶりだね アリス」
彼も気づいたらしい
僕の時間が止まってることに…
「____A」
アリスの声帯は
次に何を言うのか僕にわからせた
「僕に指図できるのは女王様だけだよ
だって
____僕は"女王様のモノ"だからね
これから先も ずっと
お前の言うことに耳なんて貸さない」
僕は背を向け歩き出す
「____おい 待て!」
立ち止まった
「そんなに僕を止めたいなら…」
彼の方を向いて
僕は自分の胸に手を当てた
「《"アリス"が"僕"をコロしたらいいよ》」
彼は目を見開いていた
当たり前だ
……せなんて嘘でもいっちゃいけない
そう言いたくなった?
ヌクヌクの世界で生きてきた君は……
放心しているようだ
それが"可能な力"を得てしまったから____
対面して
僕に触れた時
彼は自分の役割に気づいた
___"アリスは僕を消せる"
気づいているから
彼は近づこうとしないのだろう
「他にも何か方法があるはずだ…」
「ためらう必要なんてない
僕は消されても可笑しくないし
星の数ほどの人を亡きものにした
自分のために」
「それはお前のせいじゃない
お前は人を消すことを望んでない」
「そんなことはないよ
"女王様の命令"が僕の全てだから
知ったフリをしないでくれる?」
「なら 俺に話すのは何故だ?」
「…特別な意味はないよ」
彼は困った様に少しの間目をそらし
また 僕をみた
「____お前はシにたいのか?」
「そんなわけないよ____」
彼は眉間に少しシワを作った
「それなら…」
彼は僕に1歩ずつ近づいてくる
僕も後ずさる
「____どうしてアリスを避けない?」
「"アリス"はいつも質問ばかりだね____」
ごめんね
その質問には答えられないよ
__僕にも"わからない"
いや… そうでもない…か
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舞華鳥(マイカチョウ)(プロフ) - あづめ.さん» ありがとうございます!! 今回の作品は1年間練った様なものなので楽しんで頂けると嬉しいです☆ (2019年2月18日 19時) (レス) id: 1fb8c4817e (このIDを非表示/違反報告)
あづめ.(プロフ) - 舞華鳥さんの学園アリス大好きです!今作も楽しく読ませてもらいますヾ(*´ー`*)ノ (2019年2月18日 19時) (レス) id: cefdfa88b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:舞華鳥(鳴海・LM・はるか) | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/dasakusha/
作成日時:2019年2月16日 19時