【APH】君と過ごした日々は嘘 (ページ1)

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「ヘーイ！アーサー！今日はエイプリルフールだぞー!!嘘はついたかい？」

エイプリルフールな…。くだらねぇ…四月のバカって…俺、別にそんなんで盛り上がれねぇし…

「アルフレッド…勝手に俺の家に来るんじゃねぇよ。エイプリルフールのことだって知ってる。いいから静かにしてくれ。」

HAHAHAHA☆と笑い飛ばすアルフレッドを横目に、俺は一冊の本を取り出した。

その本を読み進めているうちに、どんどん食い入ってしまった。主人公の少女が面白い。

天真爛漫で、おっちょこちょいで…自己中なところもあるが、思いやりもあって…そして、なにより、かわいらしい。

「おーい、アーサー…なに読んでるんだい？暇だぞー！ゲームしようぜー！」

アルフレッドは、自分の端末を弄っていたが、しばらくすると飽きたようで、アーサーに話しかける。

「うるせぇ。俺は集中してんだ。ゲームなら菊のとこ行け。」

「つれないなぁ」と言いながら、家を出ていった。何なんだあれは…菊のとこの言葉で言うとこの…台風一過ってやつか？

俺はまた、その本を読み始めた。