片眼を無くした独りな少女は【おそ松さん】【医者松】

義眼,6:事件 ページ6

おそ「なぁｲﾁﾏﾂｻﾏ」

一「何…」

おそ「その事件って何月何日に起きたか解る？」

一「……忘れた…」

おそ「何だよっ！！」

一「だけど…パソコンとかで調べれば出てくると思う…結構有名な事件だったし…」

おそ「まぁ…上半身と下半身が離れて出てくるってのは…結構異常だもんな…」

一「じゃあちょっと調べてみる…」

ｶﾀｶﾀ…ｶﾁｯ

一「あっ、これだ…」

おそ「何て書いてある？」

一「………六月十五日…丁度梅雨の時期…○○県□□市のガードナー家でおよそ三十代と見られる男女の遺体と眼をくり貫かれた八歳の女の子が見つかった…その男女の遺体は無惨なことに上半身と下半身が別れておりその近くには外国でしか手に入らない大鎌が置いてあった…血痕からしてこの大鎌で男女を殺したと警察は調べた…その後の調査で解ったことはその男女は結婚しており、男はアメリカ人、女は日本人だった。さらに調査を進めていくと少女は殺された男女の子で親が殺されるところを見たと言う…」

おそ「その少女は淡々とその様子を語ってくれた。まだ八歳なのにどうしてそんなに冷静なのか…警察はその子が恐くてたまらなかったらしい、そして警察はその子の叔母に事情を話しその子を引き取らせた…へぇこんなことが…」

一「………この、Aちゃんは辛かっただろうね…」

おそ「……そうだな…」

一「でも、僕はAちゃんは結構感情を胸に仕舞ってると思う…」

おそ「ｲﾁﾏﾂｻﾏもそう思う？俺も思うんだよね…」

一「………この子、来週の何曜日に来るの…？」

おそ「えっと…火曜日に来るはず！」

一「解った、じゃあ俺やることあるから…バイバイ」

おそ「バイバ〜イ！」

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