【文スト×ヒプマイ】天才と天災

天才 ページ12

「(あっ…

明日は新作のボードゲームの発売日だ…

どこで買えたっけな…？)」



僕はそいつが喋ってる最中だったが


スマホを取り出してボードゲームのお店を検索した




「…？」

急に真剣な表情でスマホを見てる僕を


そいつは不思議そうに眺めていた









そう。

今まで、此奴と一緒に帰ることはあったが



こうして僕がスマホを弄りながら帰ることはなかった









「何かありましたか？」





「いや、ボードゲームの情報を…」




「………？？」





「な、なんだよ…


もしかしてお前、









ボードゲーム知らないの？？」




「えへへ」




「えへへって…………









…………はぁ！？


本当に！！？？




じゃあ、すごろくって知ってる？？」



「あ！それは知ってますよ！

僕の知り合いの名探偵がよくやってました！」




「…じゃあ、リバーシは？」


「りばーし？」


「オセロ」


「んー……知ってます！」



「じゃあ、人生ゲーム」


「はー……」


「…チェス」



「ふー……」




「ドミニオン」



「んー……？？」





「………本当に知らないんだ…」




「三郎さんはその

どみにおん？ってよくやっているんですか？？」




「ま、まぁやるけど…




(リアルで一緒にする人が居ないから
ネットでやってるってことは言わないでおこう)」





「どんなのですか！！？？」




「は」





「僕、今すっごく気になります！






教えてくれませんか？？」












「い、いいよ」





興味津々に目を輝かせてるそいつを


僕は放っておけなかった









結局、新作のボードゲームはどこで買えるのか


その情報は知らないままだった

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