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当然 ページ32

「そうですか…ありがとうございま、」


がったぁーーんっ


銀「Aちゃんっ!!」


土「おい、こら、待てっつってんだろ!?
お前!肩貸してやってんだから
もっと早く歩けねぇのか!?」


平「いや、怪我人なんですけど…」


「銀時さん!土方さん…平太!」



病院に運ばれ、先生の話を聞いていると
突然、病室に飛び込んできた銀時さん。
その後、土方さんに支えられた平太が入って来た。



「平太っ、足…」


平「俺は大丈夫ですから。
Aさんは?」


銀「大丈夫か!?」


「ええ。診てもらったら、
腱を切られる前だったみたいで。
完治すれば問題ないって…」


平「よかった…」


銀「はあぁ。ほんとによかった!」


「平太が、真選組の方に伝えてくださって
土方さんが来てくれて、
銀時さんが守ってくれたおかげです。
ほんとに…わたしなんかの為に、
ありがとうございました」


平「そんな、当たり前のことですよ。
あんな話聞いて、黙っていられる訳ない」


土「ああ。獄門な上に現行犯。
警察として当然のこと、」


銀「そうだよっ!
俺がAちゃんを守るだなんて、
当然のことだよ!!!」



どんっ



土「おわっ?!ってめぇ!!
何割り込んで来てやがる!」


銀「クソチンピラ警察は黙ってろ!」


「あ、銀時さんが話してた
チンピラ警察って、
土方さんたちのことだったんですね」


銀「他に誰がいるのさ!」


土「お前、何触れ回ってくれてんだ!!」


「映画の時も思いましたが、
ほんとに仲がいいんですね!」


平「え、どこが…」


銀「ほんとのこと言っただけだろ!?
キレてるってことは、図星なのかなぁ!?」


土「こんの…表出ろおぉぉっっ!!」


「ふふ、ほんとに面白いふたり」


平「パトカーの中でも、
ずっとこんな感じでした」


「そう。……平太、ほんとに…」



声を荒げるふたりの横で、
平太に向き合い、頭を下げる。
平太はわたしに近寄ろうと
その足を引摺る。



平「Aさんが
無事でよかった、ほんとに」


「…っ!」



わたしは驚いて顔を上げ、
平太の笑顔に泣きそうになる。
平太は泣かないでくださいよ、と
わたしの手を握る。
張り詰めていた気持ちが
少しずつ、溶けていく。
思い出したように、痛みが
酷くなってきたけれど



銀「平太くん。何その手」


土「お前、足痛ぇんだろ。
手離して、こっち座ってろ」


平「いや、さっきは歩けって…」



恐怖は、消えていった。

もう一度 : 土方→←一緒 : 土方



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にじゅまるる(プロフ) - 美雨さん» いえいえ!!こちらこそ修正してくださってありがとうございました!!(°▽°) (2019年5月1日 9時) (レス) id: dfaa12cf19 (このIDを非表示/違反報告)
美雨(プロフ) - にじゅまるるさん» あわわわ…!何故に三番隊!笑 完全に間違えていました!ご指摘、わざわざ、ありがとうございます!!修正させていただきました! (2019年5月1日 0時) (レス) id: c9e3b5a9e5 (このIDを非表示/違反報告)
にじゅまるる(プロフ) - こんにちわ^^!!少し聞きたいことがあるんですが、三番隊隊長は総悟じゃなくて終兄さんじゃないんですか?もし私の間違いであればごめんなさい…けれど気になったので… (2019年4月30日 15時) (レス) id: dfaa12cf19 (このIDを非表示/違反報告)
美雨(プロフ) - 夏終朝凪さん» 嬉しいお言葉ありがとうございますっっ!!これからもう少し銀魂世界寄りになっていく予定なので、引き続き楽しみにしてもらえたらと思います!コメントありがとうございます涙 (2019年4月16日 23時) (レス) id: c9e3b5a9e5 (このIDを非表示/違反報告)
夏終朝凪(プロフ) - 続きが気になります!とても読みやすいですね!更新楽しみにしてます!(*´▽`*) (2019年4月16日 21時) (レス) id: 06ec7af5b3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美雨 | 作成日時:2019年3月29日 0時

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