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そもそもこの合コン、というのはエマちゃんと龍宮寺さんのために開かれたようなものであって
エマちゃんと龍宮寺さん、
私と三ツ谷くんって組み合わせになるのは必然的で
「龍宮寺さんとはどういう関係なんだっけ??」
お酒の力を借りないととても2人で話すなんてできない私は普段より何倍も早いペースでお酒を煽り続けていた
「ブランド立ち上げるって言っても、やっぱり今の時代SNSが命だからさ。インフルエンサーさん何人かに声掛けて着てもらって、それが宣伝になるってわけ」
と言いながら、ほら、と自分のスマホで開いた龍宮寺さんのインスタを見せてくれる三ツ谷くん
フォロワーの数を見て、思わず二度見してしまう
「俺がドラケンに頼んだら、快く引き受けてくれて。そこから連絡取るようになって、仲良くなって、みたいな」
とはいっても、三ツ谷くんも確かそれなりにインスタのフォロワーがすごく多かったしエマちゃんもドラケンくんのとんとんくらいだったような気がして、
「私インフルエンサー3人に囲まれて、場違いだね」
と苦笑いぎみに視線を下に落とすと
「俺は会えて嬉しいよ」
と全く予期せぬ不意なその言葉に、また心臓が高鳴る
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作者名:Anju | 作成日時:2022年8月13日 17時