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「はーい?どうしたの」



「Aちゃん!よかったーー!出てくれた!Aちゃん!今日合コン来ない??!というか、来て欲しい!!」




大学に入学して一番最初に声をかけられたその"合コン"というものに社交辞令で参加してみたものの、



ついていけないその場のノリと、きっとこの合コン後のことしか考えていないであろう男がどうしても受けつけず、それ以来参加していなかった



「合コンかあ、私よりもっと他の子のほうが、、」


と言いかけた私の声をさえぎって、エマちゃんの声がスマホから響いてくる







「だめ!!やっとドラケンくんとの合コンセットしたんだから信頼出来るAちゃんしか呼べない!!!」





ドラケンくんというのは、エマちゃんが高校生の頃から恋焦がれている1つ上の先輩だ




龍宮寺さんを追いかけて、この大学にきたんだとか。



「そっか、わかったいいよ」




龍宮寺さんのことは大学の中で何度か見かけたことはあって見た目がだいぶいかついけど、エマちゃんの話を聞いていい人なんだろうとはおもう、







「ありがとうAちゃん、!!ドラケンくんももう1人男の子呼んでくれるっていってたから!じゃあ今日夕方駅でね!」



そんな彼ならきっと悪い人を連れてきたりはしないだろう








嬉しそうなエマちゃんの声のせいか、電話の切れる音さえ
弾んで聞こえた








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作者名:Anju | 作成日時:2022年8月13日 17時

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